「ぶっ飛んでるのにど真っ直ぐな"バ愛オレンス"ムービー」初恋 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ飛んでるのにど真っ直ぐな"バ愛オレンス"ムービー
まるで和製恋愛「レザボア・ドッグス」!?
入り乱れる群像クライムアクションで、途中から誰が誰を恨んでたんだっけ?と訳が分からなくなる…というよりどうでもよくなる展開。笑
スピード感と緩急が絶妙で、おぞましい顔のままつい笑ってしまうシーンも練り込まれている。
それぞれのキャラが秀逸で、非道なのに愛らしい。特に染谷将太がクセになる。
三池崇史監督初のラブストーリーと謳いながら、結局バイオレンスに仁義なきヤクザ映画か…と思ったら、ホラーだしコメディだし、感動モノだし(真ん中には恋愛なのかな)、最近はこういうジャンルを定められない映画が求められているのかな。「パラサイト」や「ジョジョ・ラビット」のように。
極めつけは、試写会でピンクのハート型うちわや可愛らしいステッカーまで作っていて、そのちぐはぐ感がにくい。笑
海外の映画祭やRotten Tomatoesでも高評価なのも納得。こういう日本映画もアリだよね!
三池崇史監督、正直苦手だったけど一気に好きになる。
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