「悪くない」アヴリルと奇妙な世界 うにたん♪コメント入力できない何で?さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くない
蒸気機関車までの技術的な発展で止まっているフランスで展開する物語。
アヴリルの見た目はともかく、海外のセンスと思えば問題ない。
物語もそつなく進んで行くし、頭の悪い頑なな警部(巡査)とか如何にも海外アニメだ。
アヴリルの小さい目は、日本のアニメを見慣れていると訴えるものが弱い気はするが、奇跡も魔法もない蒸気機関とレトロな科学の融合を模した世界観は中々面白い。
主人公等の隠れ家やトカゲ組織のロケット発車がエッフェル塔の地下とかご愛敬だ。
作中のトカゲが進化したとして、並みいる科学者を誘拐して新世界を創造しようとするのはいいが、そこまで進化するのに科学者が黙って支配されているのも不思議には思える。
もっとも驚きなのがアヴリルだ。
曾祖父から祖父、両親と重ねた研究は凄いが、幼いアヴリルが町で1人生き延びた中であれだけの
血清を完成させたのは驚きだ。
トカゲの進化とダーウィンの不死身にはファンタジーを感じるが他は至って普通のドラマとも言える。
先入観抜きで見れば、普通に佳作だと思う。
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