「日本アニメ要素とフランス芸術の融」アヴリルと奇妙な世界 しずるさんの映画レビュー(感想・評価)
日本アニメ要素とフランス芸術の融
ゲーム『レイトン教授シリーズ』的、くすんだ色合いのペッタリとしたアニメ塗りと、CGの立体感が違和感なく混ざりあっていた。
現実の歴史とは少し違う運命を辿った世界、スチームパンクワールドに至った経緯が、キチンと理論的に設定・説明されているのが面白い。
スチームパンク大好物なので、ガジェット、乗り物類の造形も素晴らしく、オープンワールドゲーム化して、自由に見て回らせて貰いたい!と思ったほど。
台詞の端々などに、フランスらしいエスプリが効いているのもお洒落。
フランスだし、恋愛はマストよね…とは思ったものの、アヴリルの恋心の発展については、もうちょっと丁寧に描いて欲しかったなぁ。
いつの間に、なんで好きになったの?というスピードだった。
未来少年とか、動く城とか、色々連想しながらフフッと見ていた。日本人には受け入れられやすい内容じゃないかな。
最終的に猫がいいとこ取りなのも良い!
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