「学校のテキストのような作品」シー・ユー・イエスタデイ えらんげさんの映画レビュー(感想・評価)
学校のテキストのような作品
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字幕はテキストのようで読みやすい。タイムトラベルしました。しかし警察は呼んでも来ません。(夢なのでしょうか?)いいえ銃は本物です。(現実に引き戻す。)
人種問題にながらスマホにNRAをSFに詰め込んだ作品か、もしかしたらアンチSF的な要素も入っているかも知れない。ただ"ARQ:時の牢獄"のように、したくなかっただけかも知れない。 比較してはいけないけれど、"StarTrekDSC_S01E07"の"異星生物ゴーマガンダー"は良く出来ている。
何故アンチSFに感じたかは、タイムトラベル中に過去のセバスチャンが亡くなると、タイムトラベル中のセバスチャンまで亡くなったからだ。タイムトラベルは上書き出来るようなので、主観の回数は意味を為さないし、私たちは何度か上書きされた切り抜きを観ている。(この手のメタな技法は上手い。) 演出は戻った後に亡くなる方がより自然に感じるかも知れない。ただ単に主人公が歳を取らないよう配慮した結果の可能性も。ワームホールを転送(陽子の光速越え)で通る方法だとトラベル中のセバスチャンが亡くならない限り、消えることはやや不自然に感じずにはいられない。寧ろ亡くなら無いのが自然だ。
個人的には良い結果の後、天丼すればここまで暗い作品にはならなかったと思う。現時点での私の印象なので、続編等の後に救いはあるかも知れない。(違うと思いたいけれど、やはり消え方が不自然なので、アンチSFで神秘性を持ってきただけの可能性も考慮すべきだ。)
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