思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ版)のレビュー・感想・評価
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「恋」を知った彼、彼女らが成長していく物語。
N角関係の恋愛物が好きということもあり、劇場のCMなどで気になっていたのをようやく鑑賞。
蓋を開けてみればN角関係ではあるものの、清々しいくらいに清らかな恋愛物でした。
ーーいや、N角関係物としては異質だったのかもしれません。
「恋」と「恋」
「恋」と「家族」
「恋」と「夢」
この作品では各々が別の何かと恋を天秤にかけて葛藤しますが、二人を取捨選択することがメインではなく、弱さを克服するーー彼、彼女らの精神的成長の物語です。
そして、それを支えたのは間違いなく「由奈」というキャラクターの存在でした。
少女漫画のような恋に憧れ、奥手だけど只々直向きで。
「だから、私をフッて」
PVにもあるこの台詞、そしてその表情が彼女の有り様を表しています。
少し間違えれば天然自己中になりかねない性質をはらみながら、ただただ純粋な存在へと昇華させたのは、実在を介さないアニメ作品だからこそであるとともに、声優「鈴木毬花」の絶妙なバランスを保った好演技によるところが大きいものでした。
そして、もう一点触れておきたいのがキャラデザです。
前半は戯曲さながら淡々と物語が進行されますが、後半はとても丁寧に彼・彼女らの心情が描かれます。
その感情を、キャラの表情でみせるシーンが多々ありますが、ただ「恋をした」を超えた繊細さがそこにはありました。
その繊細さに耐えうるキャラデザであり、一見の価値ありです。
作品として尖ったところはあまりありませんが、逆に恋愛物が好きであれば万人におすすめできるような作品です。
ーーちょっと純真すぎて若いなぁと感じてはしまいますが。
そろそろ公開が終わり始まりそうではあるので、お時間があれば早めに是非。
相手を思うその先に…
期待してた以上の作品でとても胸がキュンキュンする作品であった。アラサー男子だが恥ずかしながらウルっとさせてもらいとても充実した時間であった。
少女漫画という事もあって所々見ているこっちが恥ずかしくなるシーンもちょくちょくあったが、全体としては少女漫画だから男子は見づらいと決め付けて気になってる人が見逃すにはとても惜しい作品である。
気になる人は強く勧めたい作品である。
少女漫画は日頃目にする事は殆ど無く中々見慣れてない。見慣れてあないからこそ自分が予想している展開を裏切ってくれる為見ていてワクワクさせられる。
この作品でいえば、朱里と理央、由奈と和臣が最後はくっつくもんだと思ってずっと見てしまった。
故に最後の朱里と和臣、由奈と理央のカップルの結末に驚きと同時に、予想とは違えどとてもお似合いで見ているこちらも温かい気持ちになる。これが少女漫画マジックなのかな。
主人公の4人達は自分の素直な気持ちを時には相手を思いやる事を優先し自分の気持ちを沈め、故に葛藤が生まれ苦しむ。
時にはそんな自分の気持ちを押し殺す事や相手に優しく接する事が結果として相手に気持ちが伝わり相手から優しくされたりもする。
自分が相手を思う事や優しくする、親切に接する事がすぐに結果として繋がる事は中々無くても、また時には辛い事や傷つくが待っていても巡り巡って自分にも幸せとして返ってくる。
この辺りがこの作品はとても美しく描かれていて非常に魅了された。
この相手を思い、そして思われる事は決して恋愛だけではなく、家族、友人…色んな人間関係に置き換える事は可能だ。
この人を思う優しさという大切な事を改めて感じさせてくれるとても美しくそして優しい作品であった。
またこの作品ではそれぞれのキャラクターが別々の個性を持っているのもまた魅力の一つ。個人的にはあの由奈ちゃんのキャラがとても可愛らしくて胸をキュンキュンさせられた。自分の好きな女性像の典型でありとても魅力された。
主題歌のBUMP OF CHICKENのGravityととても作品とマッチしていてあらゆる面において自分にとって楽しめた作品であった。
漫画的であり、アニメ的であり、描写が面白い作品
この映画の良さはアニメ的な描写と漫画的な描写を上手に組み合わせている点。これは実写では絶対に出来ない。アニメと漫画の国に生まれて良かったな、と思わせる秀作です。
冒頭、実写版と同じく梅雨の情景。このアニメはひたすら雨や雪が多いです。そういうモヤモヤした話ですよ〜と、冒頭から。で、タイトル前のラストカットが、雨模様の空と水溜りに映る青空、のシーン。このカットがうまい!
雨模様なのに水溜りが青空ってのはあり得ないですよね、つまり「嘘をつきますよ」という前振りなんですね。表面的には雨でも内面は晴れていたり、その逆だったり、そういう話ですよ、って冒頭で出す訳です。
また、その次の由奈と理央の出会いのシーン。白い蝶が舞っていると、その先に絵本で見た王子様が理央の姿で登場。蝶々は魔法や幻想の象徴=記号ですよね。ここで由奈は恋の魔法にかかりますよ、って暗示です。
魔法なんで、理央が情けないダメ男でも、一途に恋してしまうので、そこはツッコまないで、てこと。
この2つを冒頭の5分ぐらいでやられると、もう引き込まれてしまいます。あと、由奈の最初の告白でのお花畑からの土砂降り。由奈のデフォルメした心情描写。それと対になるのが、学園祭での由奈と理央が階段で抱き合うシーン。理央の嫌いな雨が大きな玉粒になって、キラキラと輝きだす。実に見事なアニメ描写です。
また、漫画的な描写がうまい。少女漫画でよくある、目が点になったり、急にデフォルメしたりするのを、惜しげもなく使う。
無地の背景に短冊状にカットを割って傘が舞うシーンとか、左右カット割で止め絵口パクだけで進行するとか。大胆に漫画描写を入れても、テンポが狂わず、リアリティも損なわない。
声優は由奈役の鈴木毬花が頑張りました。実写の由奈役の福本莉子も良かったけど、アニメの鈴木毬花は、本当に引っ込み思案な当初の由奈にどハマりでした。他の主要キャラは朱理が潘めぐみ、理央が島崎信長、和臣が斉藤壮馬という油の乗り切ったベテラン揃い。
正直、大丈夫かぁ〜?と思っていましたが、とんでもない。よくまあ、リアル由奈を見つけたなぁ〜と思うほど、脳内ボイスと合致していました。
この話って、やっぱ由奈が主人公なんですよね。和臣は迷いながらも初めから持っている夢に向かって進む。朱理は家族という失ったものを取り戻す。理央は捨てきれない思いを捨てる。と、3人は既に始まっている物語の中にいる。
一方で由奈は、さっちゃんと別れて、なーんにも始まっていないのです。それが理央と朱理に出会って、どんどん成長していく。それが周りからも分かるぐらいで、モブキャラから告白されるぐらい、可愛くなっていく。だから、これは由奈の成長物語なのかな、と。
由奈が主役なのでエンドクレジットも、市原由奈 : 鈴木毬花、が先頭なんですよ。実写の方は忘れましたが、たぶん、山本朱理 : 池辺美波、でしょう。アニメの場合はキャラ優先なので、ど新人だろうが、主役キャラがトップになれる。ってか、実写はやっぱ池辺美波の朱理が中心でしたよね。
実写、アニメと立て続けに見るほど好きな原作でもなかったので、期待していませんでしたが、観て良かったです。先日のヴァイオレット・エバーガーデンのような大作感はないですが、アニメの良さが伝わりました。やっぱアニメはいいな〜。
ピュアな恋愛劇!甘酸っぱい!!!
夜に時間が空いていたので、少し気になっていた作品を見に行ってきました。
見た感想としては、アオハルかよっ!!!でした(笑)
甘酸っぱくて、高校生の若人の考えがしっかり表現されていて、大学3回生の僕は見ていてちょっと気恥ずかしかったです。笑
そういう点を含めての3.5の評価点にしています( ˙-˙)
でも、見ていて苦しくはなかったです!
なんなら甘酸っぱくてニヤニヤしていました!😂
見たあとで知ったんですけど、アオハルの原作さんが作ったんですね。
甘酸っぱい王道の恋愛を求める方にこの作品はオオスメします!!!特に中高生のピュアな恋愛感情が飛び交う作品をお求めの方は見て欲しいです!
登場キャラもかっこよく、可愛くといった感じで、絵も綺麗で見やすく、キュンキュンする作品でした!
複雑、だけど、ハッピーエンドな青春
それぞれのキャラと声、そしてBUMPの2曲がぴったり。
黒髪男子は大人すぎる。
相手の言葉を聞いてもないのに、想像して納得して、怒って、悲しんで。
ありがちなすれ違いは、意外と直接聞くと減らせる。
大人になっていくうちに少しずつわかっていく。
達観しながらも楽しめる、キュンキュンできる作品です。
先に実写版を観たものだから、どうしても比較することになってしまいます。
同じ東宝、なぜ同時期に実写版とアニメ版を公開するのでしょうか。
アニメは微妙な演技ができないから、演技の代わりに言葉やキラキラ画面によって演出するしかありませんが、結果、登場人物がみんな幼く思えてなりませんでした。
というわけで、実写版の浜辺美波の演技がどれほど凄かったかを、いまさらながら思い起こされる映画でした。
恋愛だけじゃない青春
実写版を鑑賞して気になり鑑賞。
実写版では恋愛(思い、思われ、ふり、ふられ)要素に重きを置いていたが、アニメ版では恋愛以外のゆなとあかりの友情やあかりの家族の要素もふんだんに盛り込まれていて青春感がより強まっていてよかった。
高校生4人の恋愛模様!
原作は、未読でしたが、かなり面白く鑑賞できました。背景がかなり実写みたいな書き込みでキレイでした。由奈がメインにストーリーが展開しますが、4人の人間模様が、よく描かれていて共感できました。
絵が綺麗でBUMPファンもそうでない人にもオススメです🎶
絵も物語も声も音楽も最高でした。
人間関係もとてもリアリティがあってとても良かったです。自分は高校まで硬式野球部でしたが、部活をやっていない学校生活にも憧れるなと思える作品でした。
まだ見るか迷ってる方はYouTubeに声優陣の配信特番動画(30分くらい)があるのでそれを見てから決めてもいいと思います。(配信特番で少し映画の内容見させて貰えますがそこからが面白いので特番を見たら映画も見ることをお勧めします✨
原作の雰囲気がわかるが…
実写版も観て一カ月ちょっとでアニメ版もやると言うことで
なら比較も出来るしと言うことで観賞
原作は未見です
その実写版はちょっと16歳をやるにはきつくないか
と言う年齢の俳優陣をあまり活かしきれてない
印象で原作が少女マンガと言うのもありますが
やっぱアニメ向きじゃないかと思ってました
でそのアニメ版ですが
ふんわりした作画は丁寧で劇場版らしく
脚本も実写より原作に近しいのかなという感じ
まあ悪くは無いのですが
ただそれが登場人物達が妙に落ち着きすぎていて
ストーリー上のスペクタクルに関しては
実写版の方が尖ってたかなと思いました
空気読んで一番大人だったはずの朱里が励ました
引っ込み思案の由奈がスーパー純愛人に覚醒してしまい
自分の行き場がなくなって苦悩するストーリー
(ちょっとちがう)
前述の通りキャラクターが妙に理性的で
自問自答してすぐ折れてしまいます
それでいてこれから3年間学校生活する環境で
恋愛してけるわけないじゃん的印象を持ってしまうほど
個人的には実写版のシナリオをこのアニメで
やったら一番良いんじゃないかと思ってしまいました
画にたまに(笑)!!!???
画が綺麗で。(笑)(笑)
たまにギャグっぽい画がアクセント??になっていたり。
家族シーンとか。
共働きの大変さ??とか。(笑)(笑)
まあストーリーが遅めで。
個人的にはサクサクといってほしいような。(笑)(笑)
プリキュア調が入ってくれていると、若干爽やかで、よかったかと。(笑)(笑)
まあ、まあ目が面白かったです。(笑)(笑)
少女漫画っぽさが強化
アニメ版は少女漫画っぽさが強化、、、というか、これが原作なのでしょう。
「王子」キャラや、お花畑、シャボン玉キラキラなど、ちょっと観ているのが辛い。
ただ、そこさえ我慢?出来れば問題なし。
実写版とアニメ版、ほぼ連続で放映なのですね。
キミスイのように1年以上あけてくればいいんだけど、ここまで近いとどうしても比較してしまいますね。
私はやっぱり実写版の方が断然よかった、、、と言いたかったけど、アニメ版と良かった。
多分、原作ファンはアニメの方が好きかも。
基本ストーリー同じですが、細かいところが違ってます。実写版で好きなシーン。カメラと屋上のシーンが無かったのにビックリ。ということは、実写版で追加された演出なのですかね。
実写版の4人のイメージとアニメのキャラがちょっと違いますよね。
エンドロールにあの4人の名前が、、、どこかで出てました?もしかしてその他大勢の中にいたんですかね?
結果、どうしても実写版と比較してしまいますが、キラキラキュンキュンの高校生の恋愛と、家族の話、あとはみんな思いやりのあるいい人たち。という所は実写版と変わらず良かったです。
恋愛部分は小っ恥ずかしいけど、家族部分は泣けた。
BUMP OF CHICKENの曲も良かった。
透き通る青春少女マンガ
マーガレットらしいい可愛くて気持ちのよい作品だと思います。
作画もとっても綺麗で映画館で観られて最高に幸せでした。主人公たちもみんな優しくて他人を思いやる気持ちをもっていて切ない学園ラブストーリーです。ただ映画なので短い時間で消化できないっていうか、気持ちがいきなり変わるのがちょっと・・・・・☆1こ少なくしました。
由奈を主人公にしたからか
こちらの方がストーリーがいい。
実写版ではストーリー的に破綻していた事も、上手く構成されている。
声優さんならではの大袈裟な喋りも少女マンガだと思えば、これでよし。
自分の中ではポイント高い作品。おっさんの意見です。
日本のアニメは優秀
アニメーションならではの効果的な演出を
されていながら、基本は奇をてらわない
シッカリとした演出で良かったです。
そういう演出をちゃんと表現できる
プロの声優は凄いなと思いました。
ホント日本のアニメーションは優秀だと
思ったし、バンプはやっぱ良いです。
いい歳をした私でも、結構楽しめました。
ちょっと残念、でも面白い
原作を読んでしまうと今回の映画はあまり楽しめない気がする。
実写 アニメーション 原作(漫画)の
どれかひとつを鑑賞すべきである。
私は全部見たが、おすすめ順は
1.原作
2.実写
3.アニメーション だと感じた。
もし、どーしても全部見たい方は
はじめにアニメーションを見て、その次に実写を見て、最後に原作を見ることをお勧めします
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