劇場公開日 2020年9月18日

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「細やかな演出で描かれるピュアな恋愛劇。モブも生き生きと描くアニメーションが心に残る」思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ版) 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5細やかな演出で描かれるピュアな恋愛劇。モブも生き生きと描くアニメーションが心に残る

2020年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

片思いする2人の女子高生&2人の男子高校生の交錯するまっすぐな思いが細やかな演出で描かれていて、見応えのある1作でした。コミカルなシーンを挟みつつ、後半はBUMP OF CHICKENの楽曲を使ってエモーショナルに盛り上げる場面もあり、家族の問題にも踏み込んだ恋愛ドラマが描かれます。
キャラクターデザイン・総作画監督の山下祐氏は、個人的に大好きなテレビアニメ「うさぎドロップ」(2011)も手がけていて、本作でも品のある人物造形と平面的な漫画絵の魅力を感じさせるアニメーションで作品を彩っています。モブとして何度か登場する子連れの親子も生き生きと描かれていて、それが物語にもさり気なく影響しているのが心に残りました。

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五所光太郎(アニメハック編集部)