「「存在」がテーマの物語」ブリット=マリーの幸せなひとりだち h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)
「存在」がテーマの物語
(家庭の中にいる)妻としての存在。(偶然に採用された)コーチとしての存在。(夫とは別の男性から声をかけられた)女性としての存在。そして、ひとりの人間としての存在。
自分はなぜここにいるのか。
わたしたちは自らの意思で人生を選択してきたようで、実際は家庭環境や過去からの惰性で「これが最善の選択だった」と自分自身を納得させているに過ぎない。
本当に人生を変えたければ、ポジティブな要因であれネガティブな要因であれ何だっていい。彼女は保守的なようで(要因は子どもの頃のトラウマに囚われていたのかも)、じつはとても柔軟で開放的な性格のようだ。
北欧の作品だからか、空がとても美しいと感じた。
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NOBUさんのコメント
2020年7月21日
今晩は。
”本当に人生を変えたければ、ポジティブな要因であれネガティブな要因であれ何だっていい”
そうですね。
もし、未鑑賞であれば、今作の原作を書いた”フレドリック・バックマン”の原作を基にした「幸せなひとりぼっち」も素敵な作品だと思います。
では、又。