「キリスト教を純粋に信心する人は主人公の気持ちがよく理解できるのだろ...」名もなき生涯 りかさんの映画レビュー(感想・評価)
キリスト教を純粋に信心する人は主人公の気持ちがよく理解できるのだろ...
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キリスト教を純粋に信心する人は主人公の気持ちがよく理解できるのだろうか?
主人公の妻の父も「殺すより殺される方をとる」考え。
ある程度信念を貫いても、自分の生命が掛かると私には自信が無い。
主人公がドイツ人では無く、オーストリア人というのも、「ハイルヒトラー」と見せかけだけでも言えなかった要因かと。
拘置所に入った背景や主人公の心の中は違うが、中居正広&仲間由紀恵夫婦の「私は貝になりたい」を思い出した。人を殺さないではなく殺せない、殺さなかった男がいい加減な裁判?で死刑と判定。
それまでの生活が戦争と全く繋がらない生活。アルプスの大自然で作物や家畜を育て家族仲良く暮らす。町の床屋で平和に暮らす。
戦争さえ無ければ、どちらの主人公も戦死ではなく、死刑で処刑される事はなかった。
改めて戦争にはゾッとする。
処刑の仕方にもいまだに?と感じた。首を離す処刑は日本では明治になって暫くしてやめられた、と目にした。あの処刑場は想像するのは
恐い。
景色が綺麗すぎるのに対比して、信念を貫く主人公を取り巻く現実のむごさがわかる。実在の方というのが虚しい。
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