「目が口ほどにものをいう というのはこのことだ。 切ないという言葉は...」マティアス&マキシム oshidaさんの映画レビュー(感想・評価)
目が口ほどにものをいう というのはこのことだ。 切ないという言葉は...
目が口ほどにものをいう というのはこのことだ。
切ないという言葉は綺麗すぎてあてはまらない。ささくれのようにチクチクと痛い。
恋愛だとか友情だとか、そんな感情を区切ってしまう言葉なんて使いたくない。
ただ、絆と愛情がみれたと思う。
友人でも恋人でも親でも、人を想うことに素直になれたら、ぼくらはどれほど幸せなのだろう。
世間の目や立場なんて取っ払って、ひとりの人間と人間で向き合えたら。
青春と純愛をこうも巧く混ぜながらも切り離して描き出せるドランはすごい。
ねっとりとしていているので苦手な人もいるだろうけど、同性愛の映画と思わずに、すべてを恋愛に繋げずに、ボーダーレスな“愛”の話だと思って観てほしい。
ときどき出てくるホームビデオのような撮り方がかなーり好きだった。映像演出がとっても上手くて、魅せる撮り方をするドランがぼくは好きです。
あとフランク。あいつずるいよ。むちゃくちゃかっけえもん。
コメントする