「背信」シチリアーノ 裏切りの美学 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
背信
パレルモ出身の大物トンマーゾ・ブシェッタを主人公に、第二次マフィア戦争とマフィア大裁判、及び、その結末、の事実に基づく話。
1980年にシチリアでヘロインに纏わるマフィア間のいざこざの仲裁に失敗し、ブラジルへ移り住んだトンマーゾ・ブシェッタが、1983年に逮捕され、コーサ・ノストラ・シチリアーノについて供述し、マフィア大裁判に繋がっていった出来事をみせていく。
特に前半、スカした様な演技や演出の安っぽさが鼻につくし、マフィアの大物達のチンピラ感を強く感じるし、内容的に超盛り沢山だから仕方ないところというのはわかるけれど、人物や背景の紹介を字幕で説明は味気ない。
とはいえ、随分昔に映画から興味を抱き、色々読み囓った程度なので、あまり細かいところまでは知らないが、そんな自分でも聞いたことがある出来事や人物が盛り沢山で、更には知らないことはもっとたっぷり。
どこまで事実か判らないけど、非常に興味をそそられるし、非常に面白かった。
ただ、物語がどうのという作品ではないので、この辺の話に興味が無い人にはオススメ出来ません。
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kossyさんのコメント
2020年8月31日
Bacchusさん、教えていただきありがとうございます!
マフィアとか、全然わからないので、地名と聞いてなるほど!と思いました。
車の爆発シーンが強烈でした。どうやって撮ったんだろ・・・と。