「The world is perfect, appreciate the details. 神は細部に宿る」デッド・ドント・ダイ アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
The world is perfect, appreciate the details. 神は細部に宿る
コロナ渦自粛明けで映画館がオープンになったので早速観てきました。まだレイトショーはないので、仕事明けに晩御飯食べる暇もなく久々のポップコーンがディナー。でもいいんです。先ずは映画館が再開された事を喜びたい!
というわけで出演陣が豪華なゾンビ「デッド・ドント・ダイ」。劇中で配送業者の「WU-PS 」の兄ちゃんが言ってたようにディテールを楽しむ作品でしたね。「WU-PS 」自体が配送業者の「UPS」をもじってあったりしますし、セリフであったり、背景であったり、ちょっとした所にクスっと笑える小ネタが仕込んである感じでした。
ストレートに笑いを取りにきている訳ではないので知らない人が観たらちんぷんかんぷんでしょう。ゼルダの名前は勿論の事、ダイナーでは「華麗なるギャッツビー」の話が全く通じなかったり。言うなれば「なるほど」っと思う側になるか、「何言ってんだろう?」っと思う側になるかが本作を楽しめるかどうかの境目ではないでしょうか?(でも、「華麗なるギャッツビー」は今でもロバート・レッドフォードなんですねぇ。ディカプリオじゃないんだ😣)
最初のアダム・ドライバーのメタ発言からして、こういう映画ですよっていうのが所々で説明してあます。「あ、なんでもありなんだな」って心の準備が最初にできてたので、最後のUFO も突っ込まずに受け入れられました。うん、本当に何でもありだ。まぁ、根本的にゾンビ映画なので突っ込むのは野暮でしょう。そう言えば、ちゃんとお墓から出てくるゾンビは久しぶりかも。
まぁ、あまり一般的にオススメできないゾンビ映画の中でも、更に人にオススメしにくいマニアックな作品でした。需要は少なそうですが、個人的には好きなタイプでした。
なんてったってブシェミがいかにもブシェミしてたのが個人的にポイント高いです✨
Kossy さん、コメントありがとうございます。
ブシェミほどレイシストっぷりが似合う俳優さんなかなかいませんよね!?でも、売れる前は消防士だったんで本当はいい人じゃないかと思ってます。きっとみんな大好きスティーヴ・ブシェミ(多分)。