「ジャームッシュの撮ったゾンビ映画です」デッド・ドント・ダイ まめこさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャームッシュの撮ったゾンビ映画です
ゾンビものって、いつも思うんですが、流れが一緒ですよね。
1日常→2謎の死体出る→3なんだなんだ?→4ゾンビに遭遇→5そんなことない→6喰われてパニック→7闘うか逃げる って大体そんな感じかと。
それはしょうがないし、観ている方もわかってるし、私はそれでも好きだから別に文句はないんですが。
ただ、2〜6の部分って結構流して観てる自分がいるなあ、とふと今日映画観ながら思ったので。。。
ジャームッシュの映画で一番好きなのは、ダウンバイローです。
いつもなんですが、ストーリーがしっかり起承転結ある印象ないです。だからダウンバイロー好きなのかも。あれが一番ストーリーがわかりやすくないですか?
でもそんなストーリーがあるのかないのかわかんないけど、今回もジャームッシュの作るぬるっとした生っぽい世界がクセになりました。
私の他のレビューでも話してますが、私の好きな映画監督って、その人の作品だよねってわかる画作りやストーリー展開なんかが見える作り方をしてるのです。
この作品はゾンビ映画をジャームッシュが撮るとこうなるよなー、って空気がビンビン出てました。
けど、あのゾンビって一体なんなんだろう。それを終わってからずっと考えてるんですが、全然自分なりの回答出てこないです。
きっと何か哲学的な意味があるんだろうと思うのですが、わからない。ゾンビとはつまりなんぞや? トムウェイツが言っていた「ゾンビとは物質主義の行き着くところ」(うろ覚え)ってことなのかしら。
誰か教えてください。