「【”イカレタ世界”で起こった、コメディ・ホラー"ジム"ワールド。ジム・ジャームッシュ監督が発信するメッセージの裏に隠された、遊び心満艦飾作品。"ジム"好き限定品かな?】」デッド・ドント・ダイ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”イカレタ世界”で起こった、コメディ・ホラー"ジム"ワールド。ジム・ジャームッシュ監督が発信するメッセージの裏に隠された、遊び心満艦飾作品。"ジム"好き限定品かな?】
ー冒頭、カントリー歌手スタージル・シンプソンによる、のんびりとした曲調のカントリーソング”デッド・ドント・ダイ”が流れる。とても、これから、ゾンビが出て来る雰囲気ではない・・。-
■可笑しきシーン数々
・アメリカ田舎町の警察署長クリフ(ビル・マーレイ)と部下ロニー(アダム・ドライヴァー)がパトロールカーを走らせながら交わす会話。カーラジオから流れて来る曲”デッド・ドント・ダイ”に対し、ロニーの言った言葉。”スタージル・シンプソンの曲です。知ってますよ、ええ、テーマ曲ですから・・”(可笑しい・・。)
-このワンシーンで今作をコメディと判断する。ー
・最初のゾンビが・・”イギー・ポップじゃないか!違和感、全くなし!””ウワワ・・サラ・ドライバー!(だよね?)”
・世捨て人ボブ(トム・ウェイツ:ジム・ジャームッシュ監督作品には欠かせません・・)が、世の人々を双眼鏡で観る姿。と呟くセリフの数々。
・不思議な葬儀屋、ゼルダ・ウィンストン(ティルダ・スィントン:そのまんまじゃない!)の怪しい姿と鋭い日本刀捌き・・。嵌り過ぎている・・、ティルダ・スィントンさん、どこへ行くのだろう・・(ダブルミーニング)。
・そのゼルダがロニーの二人乗り用の車を借りる時の台詞。”スターウォーズね・・”そりゃ、キーに”スターウォーズアイテム”が付いていればねえ・・。怒られないのかな?アダム・ドライヴァー。で、ゼルダは・・。
・再びクリフとロニーの会話でのロニーの台詞。”ええ、ジムから貰った台本に書いてありますから‥”(もう、可笑しすぎる・・)
・お、ゾンビオタクの君は”ケイレブ君ではないか・・、こういう役、似合うなあ・・。”
・ええっ!”セレーナ・ゴメス”にそんなことをしちゃうんですかい?
<ジム・ジャームッシュ監督好きには今作は、タマリマセン・・。(ずっと、クスクス笑っていた・・。)
少しだけ世相を皮肉った、実に可笑しきコメディ・ゾンビ映画(勝手に命名。)である。>
フロド!
ビルボ・バギンズ!
一人で大笑いしてしまったのですが、他の客は反応なし・・・
スターウォーズネタでは笑いが起きてたのに、もしかするとロード・オブ・ザ・リングを知らない世代も観てたのか!?
と、悲しくもあり、得した感もあり・・・でした。