「ある意味、凄い映画です。」安市城 グレート・バトル Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味、凄い映画です。
この作品、エキストラの数、広大な背景、ふんだんに使われたCG、ストップモーションやスローモーションで撮影されたメリハリの利く躍動した戦闘シーンの数々、大胆なギミック、などなど、なにをとっても素晴らしいの一言なのだが.....? 天邪鬼なものにとっては、そこまで素晴らしい映画製作をしているのなら、何故、もっとシナリオに......?「グレートウォール(2016)」や「ロード・オブ・ザ・リング(2001)」に出てくるようなシーンを登場させたのかが疑問に残る。
シナリオ自体は、唐と高句麗との24年に及ぶ戦いを描いていて、まだ、高句麗が唐に対して優勢であった序盤戦の話を取り上げている。まあ~ッどこの国でも自分の国が負けている戦争映画なんて見たくないと思うのだが、そんなことをするのはお金持ちの日本人くらいなもので、その代わり、日本が戦争に負けたおかげで、海外に用事のある人にとっては、陰口をたたかれているのを知らなければならない、いやな面がある。特に日本人にたいして、“All Japanese are cruel.”なんて女の子から面と向かって言われてしまう経験をしなければならなくなる。そんなチンケなことはどうでもいいが、この映画どっちつかずの映画だと、個人的には思っている。歴史絵巻戦争アクション映画と紹介するサイトが、多いが、李王朝時代でも作ることのできなかったものが堂々と出てくるし、第一この映画は、ファンタジー映画ですよ。皆さんこんなことを言うと大人げないとお思いかもしれませんが、改めて言うようなことではないと思っていても、ついつい出てしまう。ただ言いたいのは、これからこの映画を見ようとする方々の腰を決して折るようなことをするつもりでないことをご了承してください。
This is our final moment.
Everything will be decided here.
Ansi's fate depends on how we hold ground.
Give all you've for Ansi.
Assault! Go!
韓国の武将の襟が、左前なのが弓を射りやすいためか?気になる。
ラストのシーンは、まるまる前出の「ロード・オブ・ザ・リング」......? 失礼しました。