「ありがとう、そして…」るろうに剣心 最終章 The Final シンジマンさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう、そして…
るろうに剣心4作目を鑑賞。
今作は剣心の十字傷の謎が明かされる。
実は剣心は過去に巴という妻がいて、
戦いの中で妻を斬殺してしまう…
巴の弟、縁は剣心に恨みを持ち復讐をする…
といった内容。
原作はほとんど未読。
アニメもだいぶ前に見たような見てないような…
そんな殆ど知識が無くても問題なく見れる。
もはや「実写化」という枠を超えて成り立ってる作品だと思う。
前半
今作の敵、縁の暴れっぷりで存分に強さを確認出来る。
京都編の後の時代の流れも知れる。
中盤
結構ダレる…
後半
見応えたっぷりのアクションシーン!
クライマックスもBGMなしで剣心と縁のバトルに魅了される。
人気キャラ?だからか過去作のキャラも集結!
するも蒼紫はケガで退場、宗次郎も敵を足止めした後は出てこない…
操もどうなったんだろ…
と消化不良の部分も…
そこを省いて主人公と敵を深堀りしたほうが良かった気もする…
だけど全体的にはとても楽しめた。
とくにアクションシーンは過去作と比べるとかなりド派手。
セットはぶっ壊れるし人は吹き飛ぶし見応え十分。
過去作を見なくても楽しめると思うし(もちろん見てればより楽しめる)、
何しろ一作でしっかり完結するのも良かったと思う。
次のThe Beginningもあるけど物語としてはこれが最後。
巴の墓参りシーンの最後で言った
「ありがとう、そして、さようなら」
というセリフは巴だけでなく視聴者にも伝えた言葉のような気がして心に響いた。