「アクション>ドラマ、このシリーズはそういうものですが ^_^」るろうに剣心 最終章 The Final またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション>ドラマ、このシリーズはそういうものですが ^_^
アクションが5点でドラマが2点、全体では3.5点。
谷垣健司アクション監督の和式アクションの集大成。物凄い速さながら巧なカメラアングルとカット割りで、その場で何が起きているかが一目瞭然。佐藤健の演技力も相まって、あのくらいの壁や天井なんて本当に走れそうに見えてしまう。素晴らしい。(ただ、アクションについては一点注文つけたい。原作や前作までを知っている人には逆刃刀ってものが理解できるが、外国などで初めて見る人にとっては意味が分からない。切っても切っても敵が死なないように見えてしまう。ここは毎回で
も序盤で説明カットを入れるべきと思います。)
マッケンユーの冒頭の列車内のシークエンスも迫力があり、いっそ走っている列車で見せてほしかった気もする。昨年公開されていたら例のアニメの車内演出もハードルが上がってたね。
他の役者も殺陣は素晴らしい、特に土屋太鳳が動けるのは知ってたけどサスガ。もっと見たかったが役者多数では仕方ないね。
さて、ドラマについて。原作を読んでいないのですが、アクションパートが猛スピードで走りまくっているのに、ドラマパートが総じて思い入れたっぷりの間を取り過ぎていて、しかもセリフも演技もカットも抑え気味なため、申し訳ないが相当イライラした。巴については次回作でたっぷり扱う予定としても、この作品を自立させる最低限の仕掛けが必要ではなかったか。とかね。