「悪くはないが、評価は分かれる。」るろうに剣心 最終章 The Final ゆきと19さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないが、評価は分かれる。
リアタイで読んでた原作大好き人間。
大友監督も言ってるように、完全に原作とは別物として観ないと評価が悪くなる。
京都編同様、原作で超重要なシーンがことごとく削られてるのが残念でならない。
ただ、アクション映画としての仕上がりは良い。
尺の関係で、あっちを立てればこっちが立たずになるから、敢えて全部入れなかったのかも。
ただ人誅編は、剣心が廃人になりながらも自分なりの贖罪の答えを自分自身の力で見つけて、復活するのが醍醐味だと思ってるので、そこを完全に外しちゃったのが残念でならない。
重要だけど入ってなかった要素
①天翔龍閃vs虎伏絶刀勢
②落人群と剣心の挫折と復活
③薫死体
④弥彦の成長と戦い
⑤剣心の決意の言葉
⑥縁の倭刀術
上記描写がなかったため、興奮度は半減。
ただ、アクション映画としては良い出来なので、つまらなくはない。
『剣心が人斬りとしての贖罪の答えをみつけ、過去の罪に区切りをつけて新たな人生を歩みだす物語』として観るとダメダメ。
ちなみに、清里が斬られるシーンがドリフのコントに見えてしまったw
あと、伊勢谷友介の出番を減らすために途中で蒼紫が謎の負傷をして退場、急に蒼紫が外れたために終盤で操が小太刀二刀流の殺陣振付で戦ってる(新しい振付をつけて練習する時間がなかった)のかな、と思いました。
ホントはもうちょい悪い評価だけど、大好きなるろうに剣心の映画がヒットしないのは寂しいから、オマケしてます。