「階級の違う二人の女」あのこは貴族 Nさんの映画レビュー(感想・評価)
階級の違う二人の女
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映画冒頭、私は庶民なので庶民である美紀の気持ちの方に寄り添ってしまったが、箱入り娘として育ち、何不自由ない憧れの存在のように見えていた華子にも物語が進むにつれて華子なりの生きづらさを理解した。
不自由なく育ち世間を知らないという欠点が’’家’’に囲われるかごの中の鳥の状況を生んでいく華子。
一方で田舎出身の美紀の方は学費が払えずホステスとして働くも大学を中退。お金があればそんななことにはならなかったと思ってしまうが、その後、昼間の仕事に就きひたむきに自由に働く美紀の姿がかっこよく映る。
そして、出会うはずがなかった階級の違う二人をハイスペック男子が引き寄せ、華子は自分自身を解放していく。
お金があってもなくても自分の生きたい人生を歩んでる人が一番かっこいい。
そう思わせてくれた映画。
P.S.
階級が違いすぎると女のバトルにならないのなんとなくわかる。
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