「あるべきところへ」あのこは貴族 ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
あるべきところへ
クリックして本文を読む
人は皆、どこかの階層で生きていて、それぞれに苦悩はあっても最終的にそこが一番心地いいんだろうなと思った。東京という小さな世界でもその階層は明確で、住む世界が違うってこういうことなんだなと実感させられる作品でした。
作中の誰も悪くない、対立ではなくてそれぞれの階層で単純に当たり前が違う、それによるちょっとした不和がさりげなく描かれているところもすごいなと思った。
ただ、ラスト部分は、幸一郎の心情にはあまりフォーカスされていないので、なぜ花子にこだわれるのかあまりよく分かりませんでした。
コメントする