「資本主義が生んだ格差社会を描く」あのこは貴族 ばしばしさんの映画レビュー(感想・評価)
資本主義が生んだ格差社会を描く
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本作は貴族の女性と貧困の女性の2人を対比して描かれる。主人公は貴族の子だった。
貴族の女性は、今まで意識せずに上流階級を生きていたが結婚を機に違和感に気づく。財産分与、男尊女卑、結婚に対する価値観等々お金持ち特有の考え方に生きづらさを感じたが、気づいたタイミングが少し遅かったのかもしれない。ヴァイオリニストの友人のように早めに気づいていれば。
一方、貧困層の女性は高校時代に努力の末慶応義塾大学に入学した。しかし、父親の失業を機に生活費や学費の確保に困窮して水商売を始めた末に中退をしてしまう。彼女は在学時もランチに平気で5000円をかける内部生を見て、住む世界の違いを感じて惨めな気持ちになっていた。
この作品から得た教訓は、階級の違う人とは相性が合わない、幸せと自由は自分から行動を起こさないと手に入れることはできないということを学んだ。とはいえ、教育を受けるためにはお金が必須でありお金がないと学ぶ余裕もないので注意をしないといけない。
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