「自分として生きる」あのこは貴族 Nさんの映画レビュー(感想・評価)
自分として生きる
お茶すると聞いて想像する価格が500円の人もいれば、2000円の人もいれば5000円の人もいる。それは階級であり、同じ階級の人以外とは基本的には出会わない、少なくとも仲良くならないように世の中はできているんだろう。私も5000円な人にはお目にかかってないと思う、笑。
階級と言っても世間で言われる上の階級が幸せかと言われればそうとは限らない。上にいけばいくほどおそらくこの階級なんだからこうあるべきというものに縛られるのだろう。それと引き換えに得られる階級なのかもしれない。結婚はやはり家と家でするもんだなと改めて思うし、相手の家族の考え方が好きって思えないと結婚って苦しいだろうなと思う。。
上の上の高良健吾との関係に葛藤する上の下の門脇麦、地方から出てきて都会で一生懸命頑張る水原希子、1人強く生きる石橋静河、どの女性も素敵。演じている感すら感じないほどにみな自然だった。門脇麦はいいところの子にみえるし、水原希子のジャージや方言もかわいい。いつでも別れられる自分でいたいっていう石橋静河のキャラ素敵だった。
どんなところに生きていても、幸せな日もあればどん底な日もある。それを聞いてくれる家族や恋人、友達がいるだけでも幸せ。幸せかどうかを決めるのは自分だし、自分がどう生きたいかだ、と力強く生きていく姿に背中を押された気分。
ちなみに、うちはいい家でもなんでもないけど、出てきた雛壇は実家のと全く一緒だった、笑。懐かしい。
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