劇場公開日 2019年6月8日

  • 予告編を見る

「【19世紀末から20世紀初めのウィーンの芸術家達の生き様を、エロスとタナトスの視点で語るドキュメンタリー作品】」クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【19世紀末から20世紀初めのウィーンの芸術家達の生き様を、エロスとタナトスの視点で語るドキュメンタリー作品】

2019年8月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

 ー シェーンベルク、マーラー、シュニッツラー、フロイト、ツヴァイク等々(私が記憶できた人名のみ記載)、クリムト、シーレをキーにこのドキュメンタリー作は当時活躍した様々な芸術家、学者にも言及して行く。凄い情報量である。ー

 ・頭フル回転で何とかついていける程のスピードでナレーションが続く。
 クリムト、シーレの画の解釈が面白かったので、もう少しこの二人に焦点を絞った方が分かりやすかったかなとは思った。

<この華麗な時代の終焉とともに、パンデミック、第一次世界大戦、世界大恐慌という暗いフェーズに時代は突入していく事を二人の(特にシーレ)退廃的な画が予言しているのかあと思いながら、魅入ってしまった作品である。>

<2019年8月10日 劇場にて鑑賞>

NOBU