劇場公開日 2019年11月15日

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「中川監督に期待して」わたしは光をにぎっている chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0中川監督に期待して

2019年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

前作「四月の永い夢」の美しい富山の情景に主人公朝倉あきさんの心の旅、そんな情景とやはり儚そうな表情をみせる松本穂香さんに期待して鑑賞  劇的な展開をするわけでもないストーリーであるが、地方の対極にある「東京」であっても、人をつなぐ関係が変化していて、商店街をその変化の象徴として描かれていました  再開発で失われる人々の関係なんて、どこにでもある話ではあるけれども、松本穂香演じる主人公にとっては、大変な出来事
であり、彼女を暖かく見守る人々がとても心に残ります 松本穂香さんはCMや企業ポスター、また映画「世界で一番長い写真」のエネルギッシュな高校生役など多方面で活躍されていますが、バイトをすぐやめてしまう、ちょっと頼りなくうつむき加減で常に心配な娘役もピッタリでした 光石さんは安定の父親役(本当は父親ではないですが)  「彼女の人生は間違いじゃない」でも酒に浸る父親役をしていましたが、言葉を交わさなくても主人公を暖かく見守る姿、よかったです(12月5日 京都シネマにて鑑賞)

chikuhou