「最後までやり切りましょう。どう終わるかって、多分大事だから。」わたしは光をにぎっている 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
最後までやり切りましょう。どう終わるかって、多分大事だから。
主人公が田舎から上京してきて、父親の知り合いがやっている銭湯に住み込みながら、地元の様々な人たちと交流し、暮らしていく、しかし再開発によりその街は失われる
そこで、どう終わらせるか、という話。
キャストの面々が結構豪華だったのもあって見に行きましたが、メインは松本穂香さんと光石研さんで他の方々は物語をよく引き立てていましたが、登場回数はあまり多くないです。
とにかく映像が素晴らしく、自然と下町を綺麗に切り取っているのですが、劇場版 そして、生きるとも違う詩的で幻想的な世界観が素晴らしかったです。
ただ、幻想的なんだけれどどこか懐かしさもありました。本当に少し前にはどこの街にでもあったであろう商店街や飲み屋街の独特な風景だったので、すごく身近で懐かしい雰囲気が心地良かった。
そんな心地良さと映像美、暖かい物語に後半眠くなってしまうほど。
劇中、主人公の澪が好きになる渡辺大知さん演じる銀次がドキュメンタリー映画を撮っていますが、まさにそのようで、普通の映画とは一味違います。
必ず、最後は暖かな気持ちで劇場を後に出来る、そんな作品でした。
(因みに、僕はエチオピア料理の店員さんが好きになりました笑)
コメントする