「やりたいこと、やれること」わたしは光をにぎっている Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
やりたいこと、やれること
幼い頃に両親を亡くし祖母の営む野尻湖畔の民宿を手伝っていた主人公が、祖母が入院し民宿を閉めるのを機に単身上京し、父親の旧友の営む葛飾区は立石の銭湯に居候しながら仕事を探し始める話。
民宿を祖母と切り盛りとはいうけれど、その様な描写はなく、寧ろホントに働いていたのか?という感じさえするモジモジ助け船待ちな主人公。
劇中映画は下町の説明的要素として上手くはめ込んでいたけど、「いや~下町なんで」という感じが透けてみえるあざとい描写もあったけど、まあそういう所だよねw
序盤は甘ったれのダメダメちゃんが、銭湯の主人や常連さんや異文化との交流の中で、自分のやれることをみつけて行動し始めていく姿は、少しだけど確かに成長していたし、最後はちゃんと意気込みもみえて、おっ!と思わせてくれた。
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