「現代版・魔女の宅急便とは言い得て妙」わたしは光をにぎっている あいわたさんの映画レビュー(感想・評価)
現代版・魔女の宅急便とは言い得て妙
“普通の”サラリーマンからすると、ありえないほどののんびりした時間の進み。でもこれを観たいから映画館に来るんだ。家でDVDで観たら一瞬で寝てしまうだろう。でも映画館でみると、固唾を飲んで見入ってしまう。映画館マジックだと思う。
端的には20歳の女性の成長物語であり、現代の魔女の宅急便とは言い得て妙。中川監督は、四月の永い夢と言い今作と言い、世代はバラバラでも人生に迷う女性の姿を描くのが(自分は男だから上手いかどうか分からないが)非常に印象的。
スピード感のある映画ではないし万人受けして大ヒットもしないだろう。でもこういう作品がある限り自分は映画館に足を運び続けようと思う。中川監督の次作にも期待しよう。
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