「感想。」ペトラは静かに対峙する ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
感想。
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あらすじ読むと時間を行き来する仕掛けの威力半減。
耐えられないような事実を知るたび、対峙することになる。
一人一人の考えて出した行動を非難できない。それが命に関わることでも、この物語を見てるとその選択をわかる気がしてしまう。
残ったペトラに悲しみが積もって行くと思った。
あと、友達のお父さんも。
ジャウメの妻や生きてる人に責任が行く。
子供がいたのと、先に死なれるとその選択を取れなくなるのかなと思った。
母親たちの、言えないから秘密なのはわかってるけど、秘密をもっと早く告白してればとたらればを言いたくなる。
悲劇が起こってからでは遅かった。
墓まで持ってくつもりだったと思う。
ジャウメはわかりやすく最悪の男でペトラの母親は彼と関わってほしくない気持ちもあったのかも。
彼は評価されてる彫刻家で金儲けもうまい。
能力がある人は、成し遂げたことと罪は分けるべきと擁護されることがある。
芸術だと尚更。
加害者への賞賛が被害者を追い詰める。
今回その話はしてないけど、良いものを作る人だからといって、人間性はついてこない。
そして周りには分からないから、身近な悲劇が重なり続けると思った。
立場がある人は権力を振りかざせる。
必要ないシーンはないが、静か過ぎて退屈を感じることもあった。
対峙し続けたペトラは真実を聞けた。
少し救われてよかった。
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