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さようならが言えなくてのレビュー・感想・評価
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このオンナ、胸糞わる。
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「さようならが言えなくて」と言うタイトルなど、全く意識する事なく観ていたら、最後の最後にやられた。
えっえっえっ?!
そう言う落とし方で、このタイトル???
「愁い」を感じさせてくれるタイトルは、実は「厭忌」的性質を帯びた「皮肉の塊」だった。ある意味、凄い。これを映画にするのか?
末期癌の父と二人の娘の物語。姉夫婦と同居している父。そこを訪れた妹。末期癌の治療を止めて通院も止める事を主張する姉。妹は父親を自分が生活するバルセロナに連れ帰り病院に入院させます。
この妹が、エキセントリックな性格。ドラッグやってます。バーで行きずりの歳下イケメンを捕まえて、一発(推定)やっちまいますし、一緒にいた女の子を誘って3Pなんぞを企てるタマです。
父の臨終の間際の病室。父が大好きだったTVを見せてあげようとリモコンを操作しますが無反応。腹を立てた妹は病院受付に怒鳴り込み、カウンターを叩いて警備員まで出てくる始末。クレームを通して病室に戻って来たら、病室前の廊下で…
「さようなら」は、言えませんでした。
うっわー、何なんだろう。この後味の悪さ。バツの悪さ。嫌悪感。ザマぁないわと妹を責める気持ち。
EUシネマデーズ5作目は、過剰演出を廃したリアリズムのスペイン映画。シニカルな短編を読み終えて思う。観た事を後悔はしないけど、見なくても良かったわ。
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