エッシャー 視覚の魔術師のレビュー・感想・評価
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数字に弱い数学者の驚異
山田五郎のYouTubeチャンネルの紹介からアマプラで観ました。内容はM・C・エッシャーの一生を作品から引用した映画化。好きな言葉は『自然は素晴らしい』フィールドワークを大事にした姿勢に面白さを感じました。『自分の作品は失敗作品ばかり』自分のイメージの具現化を究極まで求めようとした姿勢は罪深い。セテレーション・敷き詰め模様やメタモルフォーゼ・変化模様はアニメーションと相性が良いと言っていた様に、エッシャーのスケッチは絵画でなく版画が相性が良かった事を本人が知っていたんだなぁと感じた。自分も日本に縁あるエッシャーの作品を長崎のハウステンボスに見に行ってみたくなりました。
トリックアートは面白いが?
エッシャー、トリックアートは不勉強だが芸術作品にも色々ある事、エッシャー自身トリックアートは数学として私のアートを観てほしいと伝えかったのは理解できただけでもこのドキュメントを観た価値がある。しかし、エッシャーの作品よりも私の作品を模倣する若者やヒッピーが多い事、若者やヒッピーが私の作品が面白いのが信じられないとエッシャー自身が語った場面は印象的。今の著作権問題、肖像権問題にも繋がる問題として考えるいい機会。マイナス点はトリックアートの認知度とエッシャーが伝えたかった事。特に後者は全く伝わらずマイナス2点とした。
もう少しエッジが効いていて欲しかった
エッシャーさんの書簡や日記をナレーションに、記録写真や映像&CGでデコレーションしたエッシャー作品で綴る一品。
版画に向かうことになったくだりや、奥さまとの馴れ初め、まだエッシャーらしいエッシャーではなかったころの作品など興味深くはあるはずだったのだが…今いち刺さらず少しだけ寝落ちしてしまった。
私は多分、あの脅威な作品を生む至った、狂気を期待していたのだと思う。しかしそこまでの演出はなく、偏屈な変人というところ。
満たされなかった。
ので星低め。
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