「クリエイターのプライド」9人の翻訳家 囚われたベストセラー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
クリエイターのプライド
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『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』と同じテーマで、非常に楽しめました。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』では、テストをパスする頭脳とお金を交換していましたが、今作はクリエィティブで成功した人間が、クリエィティブを侮辱するまでに成り下がる話でした。
私は、音楽、絵、映画、小説等を創作する人をとても尊敬しているので、今作に込められた作家の想いが良く分かりました。今の世の中、お金に換算できないことも無理やりお金にしてしまい、そのことが称賛される風潮があります。
映画であれば、適当に作った作品を宣伝で動員する。現代アートであれば、芸術家よりもディーラーの方が儲かる。今作のテーマは、映画が好きな方なら共感できる部分も多いのではないでしょうか。
クリエイターのプライドと怒りを感じられた作品でした。
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