劇場公開日 2020年1月24日

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「オーソドックスな謎解きではなく、面白かった」9人の翻訳家 囚われたベストセラー CBさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5オーソドックスな謎解きではなく、面白かった

2020年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ベストセラー小説を世界同時発売するために、主要各国の翻訳家を集め、スマホ回収、外出禁止の状態にしているのに、「大金を払わないと、原稿をネットで公開するぞ」という脅迫が届き、翻訳家たちが疑われる話。

最初は「誰?」、次に「なぜ?」、最後に「なるほど」と。推理小説とコンゲームが入り混じった話で、楽しめた。

フランス、ベルギー合作映画らしく、"痛快" ってわけではなく、考えることが多かったけれど、文学への愛が伝わってきた。起きることに対して、「そんなにはしないでしょう」と俺が思ってしまうのは、世界的ベストセラー小説から生まれる金額や、密室状態に置かれた人間たちのことを、実感としてわかってないからだと思う。

金を払った価値はちゃんとあった。

CB