「13.5歳から18.5歳くらいまでのメンドクサイ時期の話。」ブレス あの波の向こうへ bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
13.5歳から18.5歳くらいまでのメンドクサイ時期の話。
クリックして本文を読む
①僕ちゃん->②サーフィンにハマり親離れしかかる->③挫折->④年上の女性との性愛にはまる->⑤厭世->⑥親元に戻る(内心の話)->⑦我が道を進む
③と④の間に同級生ガールフレンドが入って来たり、死を間近に見たりのエピソードが挿入されます。思春期男子の成長物語のテンプレに国境は無いなぁ、って思わされる映画でした。ちなみにオーストラリア製作。なんと言ってもオーストラリアの海岸と海の美しさ、と言うか雄大さ。バーニーズの波と来たら、もうなんとも言えません。サーフィンはスタントとの事ですが、もう、本人にしか見えないんですけど、どうやったの?
④のところが冗長で、すこしダレた。同級生ガールフレンドが物語にもう少し絡んで来てくれたりした方が、悶々の厭世観が表現できた様な気がする。オーストラリア映画得意の「フィルハーモニックオーケストラ」演奏の音楽も良かったです。
Breath
息ができないほどに苦しい日々
呼吸のためには自分自身の力で、海面から
上に顔を出すしかない
主役男子二人が、肉体的にも子供から青年になって行くところが、えらくリアルで、そこに引き込まれました。サーフィンシーンと海中のシーンは美しかった。「朝が来る前に」の海中シーンは芸術的な画で勝負だった。こちらはダイナミズムでした。動的。
わたくし、泳げないんですよね。正確に言うと、浮くけど進まない。5kmの沖合の岩礁に出てサーフィンとか正気っすか?彼らの命知らず感には慄きっぱなしでした。
コメントする