劇場公開日 2020年7月3日

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「ドニー“葉問”イェン、これにて終幕」イップ・マン 完結 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ドニー“葉問”イェン、これにて終幕

2020年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

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ドニー・イェン先生の当たり役シリーズもついにこれで完結。
実際はほぼ交流のなかったブルース・リーとのエピソードを膨らませ、それでいてしっかりとリーの映画をオマージュしたりと、ドニー先生の忖度がしっかり効いている。
今回も人種差別・偏見との闘いが主軸になっているが、最終作でそれを全開にした印象。そのため、あらすじの求心力はいささか弱く、その点では『継承』の方が優れている。
何人かのアメリカ人俳優が、妙にオーバーアクトなのも気になった。
でも、これでドニー“葉問”イェンが見納めということを鑑みれば、やはり分かりやすい勧善懲悪で締めくくるのがベストというもの。
早く大塚芳忠による吹き替え版が観たい。

他のキャストにも触れておくと、スコット・アドキンスはメジャーな映画だとどうしても悪役が多いのが悲しい。彼のアクションは一級品なので、もっと彼主役の映画が量産されてほしいもの。
あと、中華総会のワン会長の娘が可愛かった。ちょっとますだおかだの岡田の娘に似てたけど。

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