「護るものがあるという強さ」鹿の王 ユナと約束の旅 foolさんの映画レビュー(感想・評価)
護るものがあるという強さ
ジブリ作品に多く参加し、君の名は。にも関わった安藤氏の監督作画。攻殻機動隊をこよなく愛する者としては、プロダクションIG制作というだけで、テンションが上がる。
さすがに作画ではジブリ色が強く出ていると思えるが、随所にプロダクションIGの世界観があった。
もののけ姫のパクりという評価が多いが、原作がある以上(原作は読んでいないが)パクりとは思わない。
攻殻機動隊を代表作としているIGの作品には、攻殻の色を濃く作られた作品は多いのと同等に、ジブリに関わって来た安藤氏の監督、作画である以上、重なるものがあっても仕方ないと納得できる。
私的には、ヴァンがユパ様に見えたけど(笑)
ユパ様好きだー
ジブリ作品やIG作品、新海誠作品がめちゃくちゃ好きな者としては、映像を見ているだけでも満足だった。
二時間に詰め込むにはテーマが壮大だが、ユナを守る事に徹し、ユナと関わる事で生きる源を得たヴァンの歩むべき道がぶれない所が、テーマとして描かれていると思う。
そういう点で、1つの作品として好きだ。
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