「小説の壮大な世界観には及ばず」鹿の王 ユナと約束の旅 ゆきこさんの映画レビュー(感想・評価)
小説の壮大な世界観には及ばず
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小説の、書き込まれた壮大な世界観、登場人物達の繊細な心理描写、国同士の緻密な駆け引きなどには、全く及ばず。ストーリーも小説未読の人には分かりにくかったんじゃないかな。ただ、キャラクターのビジュアルや声、動物の生き生きした感じ、森などの背景の美しさは良かった。あとエンディングのmiletの歌も良かった。鹿に乗る男、狼に乗る娘というビジュアルが、どうしてももののけ姫を連想させてしまうから、もののけ姫のなり損ないなイメージを持ってしまう。映画化自体かなり難易度が高かったのでは。期待していて、延期を重ねた末やっと公開されて観れたし、悪く書きたくないけれど、やや残念な気持ち。小説が再読したい。
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