劇場公開日 2019年10月5日

「一番大事なキャラデザが世界観にミスマッチしている」BLACKFOX ねーやんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0一番大事なキャラデザが世界観にミスマッチしている

2019年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

あのキャラクターデザインでシリアスを描くなら、もっと描写をリアルに凄惨にいわば過激に描くべきだった。レーティング的なアレはあるだろうが、その辺りが全く足りていないから、劇場版としてのレベルに達していない。この部分は0点。最悪の組み合わせ。
これがOVAやTVアニメだったなら、その辺にある普通のクオリティには見える。

話としても、物語の冒頭で出てくるラスボスであろう敵との会合すらなく、途中で終わる展開も非常に肩透かしで、根本的なカタルシスがお預けという、こんなものは調教済みのドMしか喜ばない。
全体的な物語の序章に過ぎないのは、見て解るが、1本の映画として成立していない以上、どう評価しても平均点より下回る。

唯一ギリで、俺たたジャンルとして見た場合、格好付け方はアニメとして及第点かも知れない。しかしもし続編がある場合、つまり俺たたでは無かったのだから、その評価も取り消しになるだろう。

一部のオタクは好き故に評価するだろうが、いち映画として凡作以下。

ねーやん