「私は好き」魔女見習いをさがして もりのくまさんの映画レビュー(感想・評価)
私は好き
私は99年生まれなので、上の兄弟とともにどれみをリアタイ&録画視聴してましたが、きちんと記憶があるのは「どっか〜ん」かな。
その後高校生くらいになってから、元々シリーズを全て見直していて、その上で今回の映画も見ました。
感想としては普通に面白かったし、「どれみ」を好きだった人なら楽しめる工夫も色々とされていて、楽しく見ることができました。
旧姓「玉木レイカ」かい!とか。あ、このモブはあのキャラクターの声だ!とか。
作品自体も感情移入できる内容でしたが、確かに大人向けかな。というか、そもそもターゲット層が「どれみを見ていた子どもたち(つまり今は20代以降)」のようなので、ストーリーに出てくるキャラクターの葛藤もちょうどそこの世代に合わせてあるなという印象です。
元々のどれみシリーズも、大人が見ても楽しめるくらい現実的な家庭事情や人間同士の関わりを扱っていたりして、私はそこの部分がどれみのエッセンスの一つだと思ってたので、それはこの映画にもちゃんと引き継がれているなと思いました。
もう子どもじゃないから、みんなと仲良く大団円とはなかなか行かなくて、別れなきゃいけない人がいたり、その分新しい仲間を見つけたり。大人目線で見る作品としてとても面白かったです。
ただ、まあ確かに魔法は出てこない!笑
私もいまだに魔女見習いになれると希望を抱いているクチなので、たしかにもっと魔法を見たかったなとは思いました。でも、マジカルステージ(のふり)をして、直接答えが出るのではなく、結果的に願いが叶うよう導かれるという展開は「どれみ」そのものでワクワクしました。
個人的には、「魔法はないし、魔女見習いもいない。…でも、気づいてないだけで、本当はどこかにあるのかもしれないね。」くらいの塩梅でちょうどよかったな。
まあ、制作陣にお願いがあるとすれば、どれみそのままのショート作品なんかもまた作ってくれませんかね!?おんぷちゃん推しなのでおんぷちゃんもぜひ出していただいて…笑笑