「ご都合主義と思われるかもしれないけれど」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング このみさんの映画レビュー(感想・評価)
ご都合主義と思われるかもしれないけれど
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戦闘シーンがとても多い今作、すべての戦闘シーンの作画や動きがとても迫力があって、ボンズの本気を感じたし、見ていて興奮したし盛り上がりが尋常じゃなかった!
最後のあの個性譲渡の展開は激アツだったし、あれはオールマイトに憧れオールマイトを本気で目指して越えようとしている2人だからこそ為せたことなんだと思う。
オールマイトが最後に「奇跡」だと言って涙を流したのも、(原作を最新話まで読んでいるとよくわかるけど)出久がワンフォーオールの先代たちの意思と接点を持ったからこそ、出久や爆豪の「絶対に救け、勝たなければいけない」という強い意志に応えるように、不可能なはずの「一時的に個性を貸す」ということが可能になったんだと思う。だから先代たちありがとう、なのかと。
出久に譲渡の意思はあれど、譲渡せざるを得ない、それでしか勝てないという状況だったから仕方なく行った行為だったし、先代たちも出久にこの先を諦めてほしくなかったんだと思う。
奇跡という単語はご都合主義なんて言われてしまうかもしれないけど、昔から代々紡がれてきたワンフォーオールが特異点を経て先代たちが出久を認めたから、という背景があることを考えたら熱いし、納得もいく。
モノローグで爆豪は譲渡の件を覚えていない、という話があったけど、彼はきっと覚えてないフリをしているだけなんだろうと思うとまたグッとくる。
要所要所に散りばめられた小ネタも原作最新まで読破済みの人向けだったように思うので、アニメのみの知識の方はぜひ読んだ後にもう一度見てほしい!です!
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