「キャラクターがかわいい、登場人物がイキイキ。 そのあたりは、超平和...」空の青さを知る人よ Sohさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラクターがかわいい、登場人物がイキイキ。 そのあたりは、超平和...
クリックして本文を読む
キャラクターがかわいい、登場人物がイキイキ。
そのあたりは、超平和バスターズから続く、制作陣の組み合わせの結果だろうか。
さらに、恋した相手が若返って現れるなんてあたりも面白い。展開もいい、オチもすき。
しかし、どうも気になるマイナスポイントが1点だけ。
最も気になったのは主人公の姉の人物設定の雑さ。
主人公の姉が母代わりとなってパーフェクトに献身的なところもおかしい。物語上のテーマにもつながる「空の青さを知る者」なんだけれど、それが、どうにもリアリティがなくて受け入れられない。
姉は美しく可愛く健気。だけど、善意や献身だけの人物など存在しない。
両親が死んで、姉妹の苦労ある二人暮らし? それは「感動させる設定」としては視聴者を舐めすぎていないか。あのままでは姉は非実在の萌キャラ止まり。それはあまりにも可愛そう。
もっと姉も妹も互いに悪意をぶつける瞬間があって、その清濁を飲み込んだ上での人物たちの関係が見たかった。
もし、その姉のキャラクター設定が成功していたなら、評価は全く違っていた。
たとえばこの世界の片隅にのすずさんのように清濁をもつ深みのあるキャラクターだったとしたら、れが実現していたら、傑作になっていた。
コメントする