「ETかと。」空の青さを知る人よ panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
ETかと。
まず、主要人物は以下3人。
あおい。⇒高校2年。あかねの妹。
あかね。⇒31歳。あおいの姉。
しんのすけ。⇒31歳。あおいの高校時代の恋人。
ストーリーざっくり。
あかねとしんのすけは18歳の頃に一緒に専門学校に進学する予定であったが、両親の不慮な事故死により、あかねは進学を諦めた。(幼いあおいを育てないといけない)
13年後、しんのすけは演歌歌手のバックミュージシャンとして、地元に帰省する。(音楽家としては成功と言えないようだ)。あかねは地元に就職していて、お互い独身。
あおいが御堂でベースの練習をしていると13年前のしんのすけ(しんのと呼ばれる)が現れる。しんのは御堂から出られない。
あかねが演歌歌手の首飾りを探しに山に入ると、地震に因り山崩れが発生。あかねの生息が危ぶまれる。
あおいは御堂でしんのにあかねが事故に巻き込まれた可能性を伝えると、そこにしんのすけがやってくる。
不甲斐ないしんのすけと接し、しんのは自分があかねを助けようと御堂から飛び出すことに成功する。(この時、ベースの玄が弾けて壊れる。)
しんのはあおいを抱えながら、空中を飛び回り、あかねの元に向かう。しんのすけは必死に後を追う。
しんのすけがあおい達の元に着くと、あかねはしんのに救い出されていた。
あかねと二人のしんのすけは車で帰る。あおいは、車に乗らなかった。
車中にて、しんのすけはあおいのことを諦めないことを決意し伝えた。すると、しんのは消えていた。
エンドロールで、しんのすけとあかねが結婚した時の写真が映る。
以下、私の解釈。と感想。
しんのは、13年前にしんのすけが捨てたあかねへの愛情だと思う。好きだけど、ミュージシャンになりたい夢があって、そのために諦めたんだと思う。
しんのが御堂から飛び出すとベースが壊れるシーン。あのベースは13年前にあかねと買いに行った物で、しんのすけが東京に出るときに置いていった物。気持ちを置いて行ったってこと。だけど、その気持ちが解放されたから、ベースが壊れたんじゃないかな。
また、あかねは本当は一緒にいたいんだけど、夢を追うしんのすけを引き止めることができなかったんだと思う。
しんのすけが田舎に帰ろうかなとあかねに呟くと、あかねが30代なんてまだ若いから頑張れというような話をして、しんのすけがいなくなったら泣いてしまうシーンがあって、これが本心ではないんだよね。
とにかく、ハッピーエンドで終わって良かった‼️
井の中の蛙大海を知らず、されど、空の青さを知る。の意味がわからなかったな。
あと、空飛び過ぎなのも。泣けなかったなぁ。
映像や音楽について
映像は良かったです。一部は写真じゃないかと思えるくらいに素晴らしく再現されてました。
音楽はあいみょんでした。あんまり知らないんだけど、良い歌だったと思います。