劇場公開日 2019年10月4日

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「ストレスある作り」エンテベ空港の7日間 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストレスある作り

2019年10月9日
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イスラエル軍による、ハイジャック人質救出作戦「サンダーボルト」。
私はリアルタイムでは知らない世代だが、いくつかの映画で知識が多少。
『エンテベの勝利』(1976米)
『特攻サンダーボルト作戦』(1976米テレビ映画)
『サンダーボルト救出作戦』(1977イスラエル)
による。
これらに続く4回目の映画化。
今までは「極悪非道のテロリストを倒したイスラエル特殊部隊すげー」映画ばかり。

今回の作品は、テロリスト側、イスラエル政府側の両方から描いていて、それぞれの立場や思想、政治的に直面した事件以外の問題などを描いておりました。

できるだけ現実にあったことをトレスする意図で作られたのか、サンダーボルト作戦自体があっという間に終わってしまい、軍や政府のヒーロー性は陰をひそめ、映画としては地味な出来に。
主人公が、犯人のドイツ人も同然で、感情移入はできないし、そこに至るまでのストレスの重さと長さがちょっぴりつらかったかな。
今に至るイスラエル・パレスチナ問題(紛争)の複雑さ、政治的な難しさは、しっかり伝わってきたけれども。

あとで読んだパンフレットによると、イスラエルで盛んなダンスをあちこちにインサートし、紛争背景の混沌を表現しているらしいのだが、観るこちらにダンスに関する基礎知識がなかったため、観ている間は「?」の嵐となってしまった。

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コージィ日本犬