「迷いの見えたテロリスト」エンテベ空港の7日間 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
迷いの見えたテロリスト
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史実に基づいた作品のため、面白い面白くないというより、知識を養うような作品として鑑賞。
作品を通して総じて思ったのはテロリスト側にも迷いがあったのかな。テロリストとして徹し切れてなかったところが彼らの描いていた通りにはいかなかったのではないか。
まぁどんな理由であれテロリスト、テロ行為を許すことはできないため、作品内では罪なきものの死を最小限で描かれていたところは気分は悪くない。史実である以上罪なきものの死はあまりみたくないものだ。
ただ上記にも書いた通りテロリストがテロリストとして徹してきれてないが故、人質に絶対的な恐怖を与え切れてないため作品内でもあまり緊張感がなくみえた。
人質に騙されるわ、反論されるわ、子供たちは普通に遊んでたりとあまり死の恐怖が作品から感じられなかった。
そのため鑑賞する側としても良くも悪くも、死者は出ないのかなという安心感が途中から芽生えて観てしまった。
それから作品絡みで一つ理解ができなかったのがダンスシーン。あれはなにを意味して表現してるのか、僕の未熟な創造力では創造が追いつかなかった。あのシーンを深く考えてしまうと本編への集中が若干切れてしまった。
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