「役者とはどういう仕事か」柄本家のゴドー 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)
役者とはどういう仕事か
内容はそこまで深く切り込んだものではない。
ただ稽古中の節々の言葉から、柄本明の芝居に対する姿勢が垣間見られる。
「役者はセリフを言うことが仕事ではない(物語や感情を伝えるのが仕事)」と言われるなかで、回り回って「書かれていることを言うだけ」と言う。
いかにしてその文字たちを具体化し、身体にフィットさせ、自分の言葉として発せられるか。それが芝居の基本ですべてであると言っているようである。
その頭のなかを芝居を極めてない者が稚拙な言葉で語ることはできないが、芝居の世界の奥深さを感じさせてくれるドキュメンタリー。
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