劇場公開日 2019年7月19日

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「金日成がリアル」工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 お前の頭はただの飾りかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5金日成がリアル

2020年4月13日
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韓国、北朝鮮の歴史を知らなければ楽しめない作品。第二次世界大戦後、朝鮮半島は分断された。南の資本主義と北の共産主義。戦後もスパイが国境を行き来する。そんなスパイの一人として黒金星と呼ばれる工作員がいた。北の核開発の実態を掴むため送られたスパイだ。実業家になりすまし、北の幹部と広告事業というウソの名目で糸口をつかみ、ついに将軍と面会する運びとなる。途中、大統領選でどちらが勝利するのか世論が注目するシーンがあるが、工作員となんの関係があったのか理解できなかった。また武力挑発も誰がなんのために実行したのかわからない。この作品の醍醐味は工作員が北の幹部との間に芽ばえた信頼関係である。北に染まったとみなされた工作員が組織から破門にされ単独でスパイ行為をしたと裏切られたシーンではないだろうか。

お前の頭はただの飾りか