「台湾の女流実写映画監督による長編アニメーション作品」幸福路のチー 褐色の猪さんの映画レビュー(感想・評価)
台湾の女流実写映画監督による長編アニメーション作品
台湾の女流実写映画監督による長編アニメーション
原題:幸福路上
英題:On Happiness Road
邦題:幸福路のチー
公開:2018年1月5日(台湾)
公開:2019年11月29日(日本)
東京アニメアワードフェスティバル2018(TAAF2018)長編コンペティション部門グランプリ獲得。
2018台北電影獎・100万元大賞・アニメーション賞・観客賞の三冠受賞。
ドイツ・シュトゥットガルト・アニメーション国際映画祭・長編部門グランプリ。
カナダ・オタワ国際アニメーションフェスティバル・長編部門・スペシャルメンション
20180506 ----------
台湾文化センターでの上映会にて視聴
アメリカや日本にて実写映画の作成を学んだ女流実写映画監督;宋欣穎(ソン・シンイン)氏、アニメーションによる表現の可能性を見出し幾つか短編アニメーションを作成、手応えを感じ本格的に長編アニメーションを作成されたそう(短編の「幸福路上」もyoutubeなどに上がってます)。
制作も実写映画方式とのことでその辺も構成構図物語進行等から滲み、心温まる等身大の物語、
おすすめ^^
20180721 ----------
台湾文化センターでの特別上映会にて再視聴
一回目の鑑賞時と印象が違う感、三世代となる女性達の物語、台湾の歴史、父親の存在感など作品に深み生んでます。
今回は最初からラストまで暖かな涙溢れる観賞、
やはり良い作品です。
20191120 ----------
「幸福路のチー」として11月29日公開決定!
試写会にて3回目の鑑賞、
3回目にして漸く全貌を少ながら把握、
ちびまる子ちゃん風味の絵面に惑わされてはダメですね、
今敏氏の作品を何度も見返し演出を研究されたというソン監督、
序倒叙、チーを軸に三世代となる女性達と父親や夫の存在感、台湾の歴史など絡ませバラバラにされた時間軸、静かにゆっくりピースが収束、確信成す成長譚、
ファンタジー要素を糧とした実写では表現しきれないアニメーションならではの作品、
未だ完全把握には至らず、
凄い作品です。
20191202 ----------
「幸福路のチー」として11月29日本公開!
字幕版と吹替版が有り、4回目の鑑賞は吹替版、
本公開となりいくつか編集されたシーン有り、
これは著作権の関係(日本のTVアニメ観てるシーン等)と思われ、本筋に然して影響無いかな、
吹替版の演出は中村誠氏、
中村誠氏といえば「劇場版AIR」「劇場CLANNAD」の脚本、「チェブラーシカ」「ちえりとチェリー」監督、
登場人物の優しさ柔らかな表情合重り、
違和無き配役の的確さ流石、
ベティなど人柄と成長譚、可愛さからの格好良さが更に増し増し!
素晴らしい( ^ω^)