「黒木華に癒される❗」甘いお酒でうがい カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
黒木華に癒される❗
シソンヌのじろうの持ちネタの川嶋佳子に松雪泰子を起用した映画。日付が画面に出て、静かでゆったりした日記を読むナレーションで進んでゆく。ほとんど無音のことが多い。
シソンヌのじろうは男なのに40代独身女性の行動や心情を憎いほど把握している。怪しいね~ ふたまわり近く(20歳ぐらい)年下の岡本君(清水尋也)が若き日のじろうなのだろう。付き合っていた人は松雪泰子ほどの美人ではないにしろ、老いてゆく恐怖や子供への執着などをピロートークで、また、酒を飲みながら、話してくれたのかなと思う。そう思うと、余計に切ない。お年を召した女性への思いや描写も温かい。まあ、肯定しないと生きて行けないし。
行きつけのバー🍸でお持ち帰りした56歳の男性が着替えるうしろで松雪さんの美しい肢体がちょっとだけ拝めた。美人は老けるのが早いけど、松雪泰子は48歳。さすがです。新しい恋をすると、決まって昔の男から連絡がくる。神様がわたしを試しているのだと。贅沢な試練ですこと。と、共感できない人の方が多いかもしれませんね。
黒木華はこうゆう脇役の方が屈託のない笑顔が抜群で和みます。
カラオケルームのシーン(私がオバサンになっても)は痛々し過ぎると思ったけど、若林ちゃんだから憎めないのか、すごくいい歌だつて。心が広すぎる。鈍感力読んだのか? お世話上手だし。行きつけの居酒屋のイケメン店員?最初、志茂田景樹に見えました。ギョギョギョ。佳子の誕生日の次の日に誕生日はいつ?とお昼休みに蕎麦屋で聞いて来て、言わなかったことをマジで怒る。軽蔑します。だって。顔のドアップ良かったなぁ。
忘年会でビンゴ1等のお手伝い。次の日、起きたら午後3時で、若林ちゃんからの着信履歴68件に驚くよ。そりゃ。岡本君宛のメールを佳子に誤送信。お世話好きで、図々しいけど、どこか抜けているところが、いいよね。
古舘寛治のあぶないおじさんを応援して、「春」をハモるシーンはとても新鮮でした。
寝ちゃったおじさんのイビキがウシガエルの鳴き声のように単調なBGMになっていましたけど、腹もたちませんでした。
岡本君も穏やかな青年で、礼儀正しくて良かった。
今晩は
我が家は、家人が毎日こまめに清掃をしてくれているので、比較的綺麗です。
但し、私の部屋はCD、蔵書、映画関連資料で埋め尽くされているので、混沌としています。
テッド・チャンの小説を読み返したので、気になって、ここ三カ月程「メッセージ」のパンフレットを探しているのですが、未だに発見できません・・。
松雪泰子さんは、先日久しぶりに「フラガール」を鑑賞し、”矢張り、以前から素敵な女優さんであったなあ・・”と再確認したところであります。
では、又。