「ネタバレ注意」かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 アンサーさんの映画レビュー(感想・評価)
ネタバレ注意
7日に観に行きましたが全体的に詰め込み感が半端なかった。
前半はとにかく原作やアニメの評価の高い話を入れました感が凄くて細かいキャラの描写が出来ていないと感じました。
後半30分の選挙編は面白かったです。
まずキャラの描写ですが
会長の勤勉さや不器用なところ、それにかぐやがなぜ魅了されているのか?等の説明や補足は無し。
かぐやは全体的に何だか掴み所のないキャラクターになっている。
ちんちんの話を入れるならなぜ下ネタが弱いのか?等の説明はするべきだし。
世間知らずで箱入り娘の描写がほとんどなかった。
裏でいろいろ手をこまねいて活躍する描写も本来なら必要だと思いました。
藤原書記は天然アホの子を終始貫いていて。
監督や脚本家は原作ちゃんと読んだ?と疑いたくなりました。
石上はあんなに早く出すべきではないと思いましたし、あんなヘイトスピーチはしないし会長の足引っ張ったり会長の地雷を踏みに行くような事はしないのに何か周り皆傷つけるジャックナイフみたいな存在で違和感ありました。
それと。
夏休み編をするなら期末試験の話は絶対に入れるべきだし。
それをしないと夏休み編が薄っぺらい感じがして感動できなかった。
頭脳戦の描写ももう2~3回位挟んでもいいし
終盤のキスシーンは絶対にいらなかった。
かぐやも会長も基本的にうぶなんだからキスしてあんな余裕な表情するわけがない
マジで役者さん任せで脚本は二の次な感じだった。
いろいろ書きましたが役者の方々のキャラの完成度は高く感じたのでとてももったいない作品になったと思いました。
特に藤原書記の完成度は本当に良かった。
だから余計に脚本と話の構成が悪すぎたと思った。
それと「原作知ってるやろ?」前提で投げっぱなし気味な描写はやめてほしい。
原作きちんと読んでいるからこそそこは気になったし。
もっとナレーションは切れのある人を選んで。
もっとナレーションしても良かったと思います。
もっと書きたいことはありますが……
やっぱりもったいない作品という印象でした