「うーん」カニバ パリ人肉事件38年目の真実 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
劇場で観なくて良かったと思う劇場上映作品があろうとは。
元々、ドキュメンタリーは好きな方だし、カニバリズムの心理描写も好きな方だけど、
この事件のことを知らなかったので、
アマプラで観ながらwikiっていたけれど、
なんでこんなに見づらい撮影方法を取ったのか、
そして恐らく嘘臭くならないように接写したのは良いけれど、
元々乱視なのにこういった表現は更にイライラするので、
もはや主要なところだけ見て、
あとは声だけ聞いていた。
愛する人を食べたいという欲求は、スカトロジーにも共通するけれど、
やべえのは兄だけではないと後半で解る。
カニバリズムの初期段階は唇から入り、お尻に移行するのが多く、
この人もまた右に同じ。
そして猟奇殺人犯の生家が裕福なのも共通している。
つまり、そうなる条件がいろいろ整っていたということか。
しかしフランスで不起訴、日本でも退院出来たりと、何らかの力が加わっている気がしてならないけれど、
こうして人の目にさらされる事で、世界がどう捉えるかと、こちらに問題を突きつけられている気がする。
事件の詳細にクローズアップした作品ではないのが残念。
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