ドラゴンクエスト ユア・ストーリーのレビュー・感想・評価
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監督の言わんとすることは分かる
この映画がどんなテーマを投げ掛けているのかというのは何となくは分かった。
ただ、見せ方が良いものではない。
そこそこの映画ファンである私も最後の展開には驚きました。
斬新すぎる演出だったため、着いてこれない方も多くなってしまうのかと。
ユアストーリーというサブタイトルにもある通りこれはドラクエVの中だけの物語ではなく、ドラクエというゲームを通じた貴方(僕)達の物語。
昔の、熱中してゲームをしていたあの頃を
思い出して欲しかったんだろうと思います。
ストーリー以外で言えば、CGは大変良くできており、ドットの頃からは考えられないくらいに綺麗になってますし、戦闘シーンもとても魅力的です。
ただ、これほどの有名な監督が、これほどの有名なタイトルでこんなにも挑戦的な演出を取り入れたという事は称賛できることだと思います。
挑戦と失敗からしか新しいものは産まれません。
山崎監督は名作をいくつも産み出した監督でもあるので、この失敗を活かしていつか、かいしんのいちげきと呼ばれるような作品を産み出してほしいです。
大好きなドラクエだから
本当に大好きなドラクエだから今回の最後のような結末になったのが本当に許せないです。
ドラクエファンを馬鹿にしてるのかなと思いました。
公開が決まった時から楽しみにしてたのに。
本当に心のモヤモヤがとれないですね。
酷すぎる
この映画はドラクエ5のファンの夢をことごとくぶち壊すだけの映画です。ただの駄作ならまだ笑ってネタにできる。ただこれは許せない。観ないことをおすすめします。見るとしてもネタバレサイトを読むだけにしておいてください。それだけでもかなり辛いですが。
大人しくドラクエ11のグラフィックで前編後編に分けて原作を忠実に再現したストーリーにしろよ……それだけでも絶対十分すぎる売上行けるよ……なんでわざわざこんなことしたの……
最低最悪の映画でした
36歳の男です。怒りがおさまらず、産まれて初めてレビューを書きます。ドラクエ5は小学生時代にスーファミ版をプレイして一番思い入れのある作品です。DS晩もPS2版もアプリ版もプレイしました。
映画を見ていて時間内におさめるには、ストーリーに無理がありツッコミもあり少し無理があるなと思っていたのですが、中盤ぐらいから終盤にかけて、それなりに面白く、感動もしました。
自分も他の観客も『おぉ!』と感情移入して胸アツになっていた場面が多々ありました。
しかし最後のラスト10分を見た瞬間あまりの動揺と衝撃と失望に、自分も観客もザワ付きはじめました。観終わった後、他の観客からも『残念だった』や『クソ映画』『思い出を汚さないでくれ』と声が聞こえてきました。
僕自身も同じ気持ちで作品を冒涜されたという怒りと同時に悲しくなりました。副題の『ユアストーリー』の意味は理解しています。ただドラクエでそれをやらなくても。
自分は一番思い入れがあり王道であるドラクエ5をただ純粋に見たかっただけです。ドラクエの世界観に浸りたかっただけです。
ラスト10分で夢のあるファンタジーの世界の感情から『無』になりました。最後の最後で映画の中で積み上げてきた親子三代に渡る冒険や感動の全てが嘘の世界になりました。
ドラクエ5に思い入れのある人は絶対に観ないでください。思い入れのある人ほど後悔します。そして何よりファンタジーの王道であるドラクエ作品を汚し、ドラクエ愛すら感じなかった山崎監督を一生許さないです。
山崎監督は何回もオファーを断り続けていたと仰っており、関係者と話しているうちにいいアイデアが出て映画のオファーを引き受けたと仰っていましたが、そのアイデアがこの結末とは大変残念です。
またしてもこの現象が!!
もう少し最後までベッタベタのドラゴンクエストが見たかったというのが個人的な感想。
ガンバのリメイクもそうだったんだけど、ひねりは要らないんですよ。
とは言え0とか1とかは無い。
そして今回もこの極端に低い点数を付けている人に限って、レビューがこの作品しか無いという不可解な現象が!!
映画館の大画面で観ろ!と言うよりもAmazonプライム・ビデオとかでテレビでマッタリ観るのにおススメ
がっかり、、
ドラクエが大好きで、特に5は何度もプレイし、実写化が決まったときにはスクリーンであの壮大なストーリーをどんな風に表現するのかと楽しみにして観に行った。
観終わった後の感想は、よくここまでつまらない話にしてくれたものだという悔しさと悲しさだった。
3Dアニメで映画を作りたいのはわかった。でもこんな話にするなら、ドラクエに手を出さないでほしかった。
最近、原作を尊重する実写化を観る機会が多かったので、ドラクエにも期待してしまっていた。
でも久しぶりに何でこれにお金払ったのかなぁとがっかりする出来で、実写化ってこういうリスクあったわーと思い出した。
最後にひとつ。これはドラクエ5のストーリーを知っていて、懐かしむ人が観る映画です。(懐かしめないほどひどいが)
家族連れで冒険活劇に感動したい!という思いで観に行くと失敗すると思います。
映画のエンドロールの後、漂った微妙な空気が忘れられない思い出になりました。
悲しい悲しい作品
なんだかラストに悲しくなってしまった、、、
幼少期にドラクエをやっていた頃の気持ちも消されたようでした
ラストは普通に皆が望む様な、よくありがちなラストにすれば
賛否両論は出ると思うけど、ここまでの酷評はなかったのではないでしょうか?
いいところを挙げるとすると、スライムは可愛かった。
ファン目線ではない
稀に見る酷評。
それだけの人気作のため仕方がないが、個人的にはドラクエはほとんどプレイした事が無く、8を少しやったくらいでドラクエに対する思い入れもないしストーリーも知らないため純粋に楽しめた。
最後の展開で映画のタイトルに納得した。
ファンが言う最後の10分が無ければも理解出来るが、そういうメッセージ性もありかと納得も出来た。
my story
これに文句つけるためだけに垢作りました。
ゲーム好きでないものから勝手に無理やり
「ゲームってこーゆーもんだよね!?
けど、みんなそれなりに思い出があるんだね!?
その思い出、大事にしろよな!?」
って感じで、例えるなら足の骨折れて入院してるのに看病しに来てくれるのは良いものの、全力で骨折してる足叩きながら励まされた気分です。
your storyと言って私達ドラクエファンの思い出を踏みにじらないでいただきたい。
純粋にゲームと全く同じエンドロールを流して、Finで終わらしてくれればよかった。
そしたら、あのゲームクリアの爽やかな気持ちと
もう終わってしまったのかと言う物足りなさと
もうあの世界観に浸れないのかと言うちょっとの悲しみを抱きながらVの懐かしい思い出を一緒に見た友達と話し合えたのに。そして、もう一度Vをしたくなるのに。
それこそが映画製作側が我々に与えるべきyour storyなのではないでしょうか?
これは山崎監督だけが満足するmy(山崎’s) storyになってませんか?
ですが、まぁ、CGの製作や音楽に対する評価は忘れてはいけないので2.5ぐらいです。
最後なければ3.5くらいです。そんなもんです。
最後除けば良い点も悪い点もありますが、
小さい頃から想像していたコマンドの向こう側の死闘をフルCGで見れたのは個人的に嬉しくてワクワクしてみれたのでこれは感謝です。
ワクワク感を返して欲しい
予告が公開されてから、どれだけ待ち望んで観に行ったことか。
変に方向を捻じ曲げてのオリジナルは不要。
声はプロを主に使って、合ってるかそうでないかを吟味してキャスティングすること。
冒険が観たかった。そして、エンディングの曲を聴きたかった。
ラストのタイトルの腹立たしさったらなかったよ。
ユア・ストーリーとは何を意味しているか
この映画は"ドラゴンクエスト説明書"です。
ドラクエのプレイ動画の映画化ではありません。
低評価に惑わされず、ドラクエ好きな人は是非観て下さい。
この映画はただドラクエ5をプレイしているのを観る映画ではありません。
サブタイトルのYOURSTORYとは何を意味しているのかを考えてみます。
まず、基本的にドラクエはシリーズを通して主人公がしゃべる描写がほとんどありません。
主人公がしゃべらないのにもかかわらずゲームが物語の体をなしているのは何故か。
それはプレイヤーが主人公になって自分自身で考え物語、会話を補完しているためです。
プレイヤーは主人公に感情移入して(主人公になって)物語が進んで行く訳です。
よく対比されるFF(ファイナルファンタジー)との大きな違いはここです。
FFは主人公が考えていることを口にします。
主人公自身がしゃべり、考えるので第三者視点から物語を"観て体験する"のがFFです。
FFの主人公は最初から名前が決まっていますが、ドラクエは主人公の名前を決めるところから始まります。
これもプレイヤーが主人公になれるような工夫の1つですね。
仲間にしたモンスターに名前を付けることが出来るのもやはり、モンスター、1匹1匹に愛着が沸くような工夫です。
なぜ映画をドラクエ5を選んだのか。
シリーズの中でも人気があるというのもあるのでしょうが、やはり【嫁の選択】をすることができるというのが大きいと思います。
他のシリーズにない嫁の選択をさせることでプレイヤー1人1人の(物語)にしているんですね
映画を観ていて主人公に違和感があった方がいると思います。
こんなキャラじゃないだろと。
この違和感は何かというとドラクエ5をプレイしていた人ならわかる、自分がプレイしていた時に自分が感情移入していた主人公と違うからです。
他の人がやっているドラクエを見せられていたのだから違和感があるわけです。
また、最後に出てくる【偽ミルドラース】は何を表しているのか。大人になりなさいとあれは監督の言葉ではなく
「ゲームをやらない、ゲームについて偏見がある人」の言葉です。良い歳になってなんでそんなものやっているのとか、やるだけ時間の無駄だよとかゲームをやらない人は散々なことを言います。
最後にぶったぎりますね。
決してゲームなんてやってないで現実に戻ってこいよとか、ゲームなんて無駄だよとかそんなことを言っている映画ではありません。
ドラクエをゲームを否定している映画ではなくむしろ主人公になって仲間と絆を育み、冒険することが出来るドラクエの面白さを説いている映画です。
あなたがやってきた「ドラクエ」の時間は無駄ではなかったじゃないか、ゲームを通して仲間キャラやモンスター、プレイヤーそれぞれに思い入れや冒険(YOURSTORY)があったじゃないか!
と言っているように思いました。
この映画は映画の中ではかなりメッセージがわかりやすい部類です。
映画をあまり観ない人や、ドラクエを第三者的にプレイしていた人、ドラクエ5の実況映画(観る前は私もそうだと思っていました)を観たかった人は不快に思うのかもしれません。
ユアストーリー
大好きなドラクエVが大筋になってるとのことで、楽しみにしてました!
映画用にまとめられてしまったストーリーでは物足りなさもありますが、モンスターと戦ってるところ、天空の剣が鞘から抜けるところが動画で大画面で見れたのは、童心にかえってワクワクしました。
ブオーンとの戦いや、妖精の村に向かう場面は映画ならではの展開がありつつ、ドラクエらしさもあって楽しめました。
出てくる街が限定されてるのと、主人公がヒーローぽくないことが、ちょっと残念でした。
映画のラストについては、ユアストーリーという副題と、映画途中の(違和感のある)画面やセリフから、なるほど、と思う展開でした。
ドラクエVのラストとは違いますが、ハッピーエンドとわかっている映画を観た、という安定の満足感です。
生涯一好きなドラクエ5
ユアストーリー
すべてはこのテーマに込められているのはよくわかる。
でもそれなら、
最初にそれをもっとにおわせておくべき。
生涯一好きなドラクエ5。愛して止まないドラクエ5。
誰よりもドラクエ5が好き!と自信を持って言える私の第一の感想は、、
これならドラクエ5を使わないでほしかった。
ユアストーリー。。
ドラクエ5をプレイした人に向けた言葉。
素晴らしい名作のストーリー、
親子三世代で一つの目的を叶える
友情、愛情、親子愛、動物愛
こんなに愛に満ち溢れたRPGは後にも先にもない。
ドラクエやったことない人にもほんとに知ってほしいし
勧めたかったけど
後半のユアストーリー感が出てから
勧めることはできないと思いました。
それまでは
「あぁこれならなんとか勧めれる!2時間の中にドラクエ5の良さを詰め込むのは難しいよな。端折るのも多少内容変更するのもわかる。でもあのシーンは入れてほしかった」など色んな感情が芽生えた中での
残念な結果。
最初の始まり方も中途半端。
入れなくていいシーンは入れなくていい。
あとはやはり鳥山明のキャラと声優でやってほしかったけど
主人公とビアンカの声のはまりは案外文句無しでした。
パパスは問題無いと思ってたけどやっぱもっと歳を重ねた人物の声を使うべき。
キャラのビジュアルとして許せないのはプサン。
あと大好きなビアンカ、あのボサボサヘアーと短い三つ編みは何?
そして天空の剣に関しての不安は解消された。ある意味これが一番良かった。予告何回も見てただけに。
戦闘シーンやモンスターの再現はすごく良かった。キラーパンサーの再現は文句無し。
曲はすぎやまこういち感は安定で強かったので
ドラクエ5ってより「ドラクエ」と言った感じ。
あぁ。。期待せず言った中、良かったと言えるところもあっただけに残念。
純粋に「ドラクエ5」を再現してほしかった。
これがドラクエファン、ドラクエ5ファンの映画を観た後の一番の感情ではないでしょうか。
個人的な希望は
ドラクエ5のストーリーを
大人だけでなく、今の時代の子供たちにも知ってもらいたい
鳥山明のキャラクターでアニメ化されることを願う。
内容も忠実に再現してもらって、
ストーリーも端折らずに。
チョコだと思って食ってたらウンコだったみたいな映画
視聴後から現在に至るまで、丸二日間ずっと怒りに苛まれ、不眠症を再発した。
自分のような不幸な人間を少しでも減らすために、わざわざこのアカウントを取った。
ユアストーリーによって刻まれた人々の心の傷が、少しでも早く癒えることを祈る。
最初に、
この映画を賛美し、他者に勧めている人達に言いたいことがある。
この映画は非常に人を選ぶ映画だ。ジャンルとしてはホラーだと思う。
検索してもらえればわかる通り、いや、実際に観たならば劇場の冷え方を肌で感じたのではないかと思うが、過半数の人間はこの映画を週末の友として選んでしまったことを後悔しているものと思われる。
はっきり言って、自分がうつ病だった頃にこの映画を観ていたら、三日後には自殺している。
自分と同じ感性を持つ相手に対してなら良いが、そう確信できない人々に対してこの映画を勧めるのは、控えて欲しい。
あえて嫌いな人間に勧めるのはアリだが、後ろから刺されないように気を付けよう。
感性に差がある時、人の善意は悪意に映る。
それはまさに、この映画そのものにも言えることだ。
あの地獄のようなオチは監督の「思い付き」らしいが、恐らくは「ファンを苦しめてやろう!」という悪意ではなく、善意からなるものだったのだろう。
結果として、チョコだと思って食べさせられていたものが実はウンコで、「でもチョコだと思って食べてた時は美味しく感じられてたでしょ?そんなもんだよ。自分を信じてそのまま食べ続けな!^^」と無邪気に言われるイジメを受けた気分になったが。
そんな自分とは対極的に、この映画を観て救われたと述べる人も観測した。
この映画と同じようなテーマを扱った上で、もっと上手くやっていて、高評価を得ている作品なら他にもある。
正直、この拙い脚本で救われたと言うなら、その他の上手い作品によってなら、もっと救われるのではと思ってしまう。
ならば過半数に精神的ダメージを与えるような、人を選ぶ作品よりも、そちらを勧めてあげる方が人道的だろう。
なるべく心からお願いする。
さて本作品に対する評価だが、タイトルの通り「チョコだと思って食ってたらウンコだったみたいな映画」だ。
「カレー味のウンコ」と「ウンコ味のカレー」という究極の選択における前者である。
最初から最後までクソな映画は笑える。上げて落とされることがないからだ。ウンコだと知りながらウンコを食う、これほど不愉快で愉快極まることはないだろう。だからC級映画は嫌いじゃない。
しかしこの映画は、オチまでは加点方式で80点だったのに、オチでマイナス9億点になったのだ。
オチを除けば本当に、褒めたい所は沢山ある。
ストーリーに関して述べれば、序盤の走馬灯めいたダイジェストは想定内ながら、パパス死亡RTAな所はちょっとどうかと思ったが、おかげさまで終始テンポは良く、飽きずに観ることができた。
所々のギャグには、どことなく鳥山明作品を思い出して微笑み、中盤では涙さえした。
多くの人にとっての関心事は、やはり花嫁の件だろう。
ビアンカかフローラか、はたまたデボラかルドマンか、といった論争はしばしば起きるものだが、そこの落とし所は上手かった。
結果的に自分は、フローラもビアンカもどちらも好きになってしまった。ちなみにデボラはいなかった。
その他については、改変が多々あったようだ。
しかし、ドラクエVを中盤までプレイしたものの、クリアした記憶がなく、流れを大まかに知っている程度であるニワカプレイヤーな自分は、さほど違和感を覚えなかった。
台詞回しについては、ドラクエらしさを感じない、現代的で違和感のある箇所がいくつかあり、何となく心地が悪かった。
オチの感想については最後に述べる。直接的なネタバレはしないが、察しのいい人なら何となく予想出来てしまうかもしれない。
とはいえネタバレされずに初日に行って受けた印象が「鬼がやる詐欺」なので、ネタバレを見てから行くかどうか決めた方がいいと思うが。
CGに関しては、出来栄えは素晴らしい。
人物キャラ(特に主役陣)はあまり鳥山明風でなく、特にビアンカなどはクロノクロスを彷彿とさせる雰囲気ではあるが、おしなべてみな可愛らしく、モンスター達は鳥山明風のままで、獣はフワフワ、ドラゴンは艶っぽく、機械はカッコいい。
優しい質感で、世界ごと愛でたくなる。
音楽に関しては、流石すぎやまこういち。ただ、その使い方に関しては、賛否両論のようだ。個人的には(やはりニワカであるからか)あまり気にならなかった。
俳優による声の演技に関しては、褒め称えるレベルではないが、批判するほどの酷さはなかった。ただ、重く迫力のある渋い声が欲しいキャラクターに対して、軽めの声が当てられているという印象は強く受けた。
パパスはもっとこう、大塚明夫みたいなイメージだったのだが。勇者ヨシヒコとはね。ヨシヒコは好きだけど。
ゲマが中尾隆聖でないことに違和感を覚えたのは、完全に自分がドラゴンボールの影響を受けているだけなので何も言うまい。しかしながら「光のお父さん」によるゲマは、これはこれで紳士なふりをした悪魔といった感じが出ていて良かった。
とまぁ、基本的には褒めたいと思う所しかなかったのだ。自分は、順当にこの映画のファンになろうとしていた。
しかし、事件は起きた。
ここからはオチの話だ。
「こんな展開あったら嫌だなw」と薄々思っていたことが実現してしまったのだ。
生放送で演説中の人が急にウンコ漏らしちゃったら空気ヤバいことになるなとか、
ヒーローショー中にヒーローが熱中症で倒れちゃったら怖いなとか、
舞台上で演者がセリフ忘れちゃったらどうしようとか、
今食ってるオムライスに実はゴキブリ入ってたらどうしようとか、
そういう「あり得なくはないけどまさか起きないよね」と想像しがちな「嫌なこと」が、現実となって立ち現れてしまったときの、異常な空気。
クライマックスに向けて盛り上がっていた気分が急降下し、血は音を立てて引き、肝が一気に冷えたのを感じた。
劇場の誰もが求めていない展開が繰り広げられる。
やめろ、もうやめてくれ!と脳内で叫ぶ俺の中のサトシ。
ここだけ親戚の中学生にでも書かせたのか?いやむしろそうであってくれ、いい歳した大人が書いたと思いたくない、とさえ思えるあまりに稚拙な展開。
このシーンのモデリングをしている時、3DCGクリエイターは一体どんな気持ちだったのだろう。想像するだけで胃潰瘍で入院出来そうだ。
そして迎えるエンディング。ショックのあまり、主人公が何を言っていたかすら覚えていない。
流れるスタッフロール。被害者リストと言い換えるべきかもしれない。
何一つ飲み込めず、首を傾げ続ける自分。この時点ではまだ怒りも悲しみもなく、ただ爆笑しそうだった。
そしてオチになって初めて登場したキャラクターが再び映し出された瞬間、「お前誰だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と劇場に轟く声で叫びそうになった。堪えられたのは奇跡だ。
公式ツイッターで「激エモキャンペーン」なるものをやっているが、「激怒エモーション」の略だろうか?
後に残ったのは、「金を払ってオタクであることを馬鹿にされに行った」という実感だけ。
いや、それだけならまだいい。腹が立つだけなら、まだ。
自分は呪われたのだ。
これから先、どんな映画を見ても自分は思い出すだろう。
「はい、ユアストーリーお待ち!」などと言いながら「監督一人のマイストーリー」を顔面に叩きつけられた屈辱を。
またしてもオチで「ユアストーリー」されるのではないかという恐怖を。
映画視聴後。
一時間以内にこの苦痛体験について誰かに話さなければ、呪いで死んでしまうような気がした。
ゲーマーの姉に電話をした所、「ファイナルファンタジーの映画もクソだった」などと慰められた。
24時間以上、ソシャゲさえプレイする気が起きなかったのは久々だった。
子供の頃からゲームが好きで、今はゲーム会社で働きつつ、家に帰ってはゲームをしている。
ゲームは、自分の生きる意味そのものだ。欠かす事などあり得ない。
なのに、ゲームをしようとするとアイツの顔がチラつく。アイツが俺の世界を壊しにくる。ゲームをしたい気持ちが一瞬にして萎える。
ゲーム原作の映画を観たら、その内容がつまらなくても面白くてもゲームをやりたくなるものだと思っていたが、次元が違った。
ゲームがどうとか、ドラクエがどうとか、そういう問題ではないのだ。
フィクション、エンタメ、創作物を楽しむ心そのものを踏み躙られたのだと、この時初めて気付いた。
仕方がないので小説版のマインクラフトを読んだ。こちらの方がよっぽどマイストーリーで面白かった。
数あるクソ映画とユアストーリーを比較して、どちらが酷いか決めようとする向きがあるが、大半のクソ映画に対して失礼なのでやめてあげて欲しい。
クソ映画は、単に制作側の予算や実力が足りなかったせいで結果としてクソになっているのであって、本人達はたぶん真面目にやっているはずだ。あるいは、イカれたサメやゾンビが出てくるようなB級映画はそもそもがウケ狙い。
単にクソ不味激ヤバ飯を食わされたというだけであって、アンラッキーだったとは思えど、死ぬほどではない。
対してユアストーリーは、美味な料理にひと匙の毒を混ぜたのだ。「人によっては毒かもしれないけど、人によっては身体に良いんですよ^^」と、無邪気な笑顔で。
倫理の一線を超えている。
毒は使い方によっては薬にもなるという。
言い換えれば、毒が薬になるかどうかは、扱う者の技量による。
だがそもそも、毒を入れる事を思いついたとしても、入れないという選択が出来たはずだ。
普通、良識ある人間は思い付きで料理に毒を入れない。
特に、他者が育てた食材を使った料理には。
食材の生産者に泥を塗る可能性を考慮するからだ。
今回の場合、その生産者がOKを出してしまったので、毒入り料理が世に出てしまったわけだが。
何故、どうしてOKを出した? 一体何を監修したというのか?
この点に関しては、スクエニに対しても怒りを覚える。
一人のくだらない思い付きを、誰も止められなかった。多くの人が関わっていたはずなのに、誰も。
絶対こんなのクソだと感じていた人間も制作側にいたはずなのに、声をあげられなかったか、聞き入れてもらえなかったか。
いずれにせよ、世に蔓延るそうした不健全な構造そのものに、ヘドが出るのである。
さて、いつまでも苦しんでいられない。
ユアストーリーという名の呪いを打ち破る呪文を、探し求める冒険に出るとしよう。
取り急ぎ今日は映画仮面ライダージオウを観るので、これにて。
DQを小馬鹿にした映画
DQ作品に思い入れがある、思い出がある、今も愛してる、そんな人達の被害者を増やさないためにも、お願いですから他の方のネタバレ投稿を読んでから観に行くなら行って下さい。
DQ、聞いたことあるな位の人であれば観てもいいです。いいですが、展開はDQ5知ってる事前提なので、わけわからないと思います。
とりあえず、久々に酷い映画を観させられた気分です。
3D技術とBGMは120点だが…
声優とキャラ演出で台無し。
主人公リュカのおちゃらけヘタレ設定が到底感情移入できるものではない上に、声をあてている佐藤健の演技がイラつきを倍増させてくれる。ディズニー映画を意識したノリなのだろうがこの時点で大失敗。
フローラ役の波瑠も本田翼かと思ったくらいに下手糞。サンチョ役のケンドーコバヤシも役に合わせて声をあてようとしていたのだろうが、演技として全く成立しておらず酷い有り様。ビアンカ役の有村架純も下手糞。
せめて声優は一流の人達を使ってほしかった。ゲマ役の吉田鋼太郎は素晴らしかったが。
批難轟々のネタバレ要素はこの際どうでもよくて、本当に日本で作れたのかというレベルの素晴らしい3D技術と名前だけで売れる原作を持ちながら、声優で台無し。ディズニーの糞つまらない子供向け3D映画を観せられた気分だった。
たしかに脚本も糞だ。DQファンだけでなく映画ファンをしらけさせる内容だ。でも仮に脚本や演出が良かったとしても、あのしょうもない声優達じゃ芝居が成立しないでしょう。
「ラスト10分までは良かった」等というレビューはまったく支持しません。
現役世代は嫌がるかも?
上映開始の翌日に鑑賞しました。
初日のレビューの評価が低かったので不安でしたが、観終えてみればなかなかの名作。
序盤に感じた違和感や物足りなさは伏線として回収・払拭され、女の子たちもすっごく可愛く、音楽も声優も戦闘の迫力もすばらしかった。
僕の中での評価は☆4~5です。
低評価をつけた方々の根底に何があるのかと考えれば、恐らくが現役世代、もしくは原作をプレイされた方にあった、懐古的な期待感。それを裏切られたからではないかと。
実際、現役世代に対してのメッセージ性が強い作品になっています。
僕個人としては、いくつかあった伏線の回収に関心し素直にそれを受け取れました。
しかし、現役世代の方にあまりに直接語りかけ過ぎていて、彼らにはまず鬱陶しさが感じられてしまうのではないか?そう察しました。
ラストの鬱陶しさが強く出ると冒頭の違和感すら払拭出来ずに鑑賞を終えてしまうので、駄作だと評するのも頷けます。
映像と音楽だけの作品になってしまう。
無理に現役世代の方々にはすすめず、僕はむしろ同世代、ドラクエVをやったことがないゲーム友達と観るべきだと感じました。
ストーリー性の強いゲームまたはRPGにハマったことがない方には理解しにくい作品ではないかと思います。
ゲームをした事がない方に見せてもめちゃめちゃシケるかゲームに目覚めるかの二択でしょう。それは断言します。
最近のドラクエにハマった人たちに最も刺さる作品なのではないでしょうか。
誰がこれを面白いと思ったのか…
基本ずっと2点くらいの大雑把なストーリーが続き面白くないです。
スタンドバイミードラえもんというクソ映画を作ったチームなのでそれくらいは覚悟してた。
取捨選択が間違っているとか、
感情のフリが理解出来てないとかそのくらいは覚悟してた。
そう、面白くないくらいのことは…。
最後は面白くないを通り越して気持ち悪いです。
吐き気すらします。
誰がどんな顔してこれでいこうと思ったのか。
少しでも見ようと思っている方は、
見ない方が良いです。
必ず後悔します。
この映画で何かの実験に参加させられているのかと思った。
どんなクソ映画でも人気の原作と人気の俳優使ってTVでスポットうてばヒットするという…。
スタンドバイミーでは残念ながら多くの人が騙される結果でしたが、
今回はさすがに騙されなかったようですね。
全586件中、481~500件目を表示