「これが賛否両論ドラクエか」ドラゴンクエスト ユア・ストーリー 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
これが賛否両論ドラクエか
ドラクエ5未プレイ。結婚相手選択やモンスターを仲間に出来るのは知ってます。
CGフルアニメーションは山崎監督らしくお金がかかっていて綺麗。
物語は時間の問題もあり端折っておりますが、視聴者の事を考えれば良くまとめたと思う。
一部「うしおととらかよ!」と思っちゃう所もあり。
まずまず楽しめていた私。
皆さんがおっしゃっているあのラスボスが出るまでは。
最後的には作り手は「これからもドラクエ宜しくね」と老若男女には伝えたかったと思うが、それ以前にラスボスが行う視聴者への作品としての突き放し方がヒドイのだ。
特にこれで子供を楽しみに映画館へ連れて行き、傷心を負った親御さんは辛かっただろう。
親も子供の頃味わった楽しさを届けてあげたい。
その親を嘲笑うかの様な演出。
半分馬鹿にされてると感じられてもしょうがない。
親に伝わらなければ、子供にも伝わる訳が無い。
「ファミリー・ムービー」である事を忘れてしまったかの様なラスボスである。
(そんなもの謳っていないと配給側は言えるかもしれないが、夏休み期待して観に来る客層がそこなのだから、配慮はしなくてはならなかった筈。予告編でも宣伝でも。)
現代にてこういう「ここでビックリさせても問題ないだろう」と思っている浅はかな大人の考えは、変に映像規制が多い現代よりも更に(脳内的に)問題である。
山崎監督らしくない作品でした。
劇場で悲観した方ご愁傷様でした🙇♂️
マイストーリー小噺まで読んでいただきありがとうございます!
メガンテではなくメガテンにしたのは、観客が驚きのあまり目が点になったという意味ですので、あしからず・・・
巫女さん、毎度っす!
100人近く観客がいた映画館ではエンドロールが終わってもなかなか立ち上がれない人が多く、ずっと無言のまま首をうなだれて去っていきました。葬式なんかと比較する方もいらっしゃいますが、葬式だと雑談が発生するなりして賑わうものです。喩えるなら戦場から帰還する傷ついた兵士の集まりってところでしょうか・・・これも貴重な体験です。